美容と睡眠
ある美容家が実践している“睡眠美容”の話。【睡眠と美容を磨く旬レシピ】
みなさん、こんにちは。美容ライターの夏目 円です。長年の取材経験をもとに、美容や健康にまつわる情報をお届けしています。
先日、長年の友人でもある美容家といつものごとく美容話を楽しんでいたのですが、彼女の“睡眠美容”に対する考えに共感したので、ぜひみなさんにもご紹介します!
そもそも“睡眠美容”ってどんなこと?
『睡眠美容』という言葉が生まれてからずいぶん経っているように思います。雑誌の企画で何度も担当しましたし、タレントさんやモデルさん、もちろんドクターにも取材をしました。
また、“睡眠”をキーワードとしたクリームや美容液なども発売され、“睡眠のリズムに合わせて有効成分を肌に届ける”、“香りやテクスチャーなどで眠りを誘う”ような化粧品が注目さています。
以前、ドクターに“睡眠美容とは何でしょうか?”ととてもシンプルな質問をしたことがあります。というのも、ぐっすり眠ると翌日は肌の調子がいいとか、化粧のノリがいいとか、感覚的にはわかっているものの、そのメカニズムというものがイマイチわからなかったからです。
いい眠りが得られることで、自律神経のバランスが整う
先生が言うには、いい眠り(ぐっすり深い眠りが得られること)は、自律神経のバランスが整うそうです。
ストレスフルな現代を生きる私たちにとって、自律神経を整えることはもはや至難の業ですから、質の高い睡眠を得るための寝具、本、ギア、もちろん化粧品などの雑貨類も注目されていますね。
自律神経のバランスが整うことで、血行が良くなるのをご存知ですか? 十分にからだと脳を休めることでからだのすみずみまで十分な酸素や栄養分が行き渡り、めぐりがスムーズになるそうです。
これが、まさしく“翌朝の肌の調子がいい”ということ。血行がいいということは、肌のくすみやクマが気になりませんし、肌が普段に比べるとワントーン明るくなっているということ。
睡眠時にいちばん分泌される、成長ホルモン
そしてもうひとつのメリットが、いい眠りには睡眠ホルモンが分泌されること。
私、じつは成長ホルモンって子どもの成長期しか分泌しないと思っていたのですが、大人になっても量の差はありますが分泌されます。
しかも、この成長ホルモン、睡眠中に分泌されるのをご存知でしたか? また、睡眠直後のノンレム睡眠が深ければ深いほど成長ホルモンは分泌されるそうです。
ですから、入眠がとにかく大切! この記事でも何度かご紹介していますが、睡眠2時間前はカフェインを摂取しない、スマホやテレビはなるべく見ない、お風呂から上がって1時間後ぐらいにベッドに入るようにしましょう。
また、軽いヨガやストレッチ、ラベンダーやカモミールなど眠りを誘うアロマの力を借りることで、いい眠りを誘うナイトルーティングができるはず。
睡眠美容で得られる3つの美容効果について
では、具体的に『睡眠美容』によって、どのような美容効果が得られるのか。これはあくまでも個人差があるということを前提にお話しさせてください。
私自身が感じている効果についてお話すると3つあります。
まずひとつ目が『肌のツヤがよくなる』。これはぐっすり眠った翌日には誰もが感じるはずです。肌を触るとふっくらとしていますし、肌の水分も満たされているのがわかります。結果、ファンデーションのノリもいいですよね!
二つ目が、『むくみがとれる』。顔だけでなく、足のむくみやだるさが和らぎます。これは先にお話しした血行が良くなることで、からだの水はけがよくなるからでしょう。
そして三つ目が『ポジティブなマインドになる』。十分な睡眠がとれたおかげで、朝の目覚めがとてもいいのです。あるヘアメイクさんが“内面は心の鏡”とおっしゃっていましたが、マインドが調子いいと、それは肌や表情にも表れ、外見の美しさへとつながります。
改めて“睡眠美容”についてまとめましたが、いかがでしたか? 寒い日が続きますが、どうかからだを温かくして質の高い、いい眠りができますように。
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夏目 円