美容と睡眠
肌の明るさ、透明感もアップ!春から始める新・睡眠美容のルール【睡眠と美容を磨く旬レシピ】
みなさん、こんにちは。美容ライターの夏目 円です。長年の取材経験をもとに、美容や健康にまつわる情報をお届けしています。新しいことにチャレンジしたくなる、春。普段のスキンケアを見直すにはちょうどいいタイミングです。そこで、春からはじめたいホワイトニングのケアと睡眠美容についてご紹介します。
体内時計が乱れることで、肌にも影響が起こりやすい
以前、皮膚科医の先生に“睡眠美容”について取材をしたことがあります。人間は“体内時計”というものが備わっていて、地球の自転周期に合わせて24時間周期の生体リズム(サーカディアンリズム)があるそうです。この体内時計を崩さないことが、睡眠美容においても大切とおっしゃっていました。
じつは、この体内時計のリズムって、現代を生きる私たちにとってなかなか整えるのが難しいんです。続きが気になるNetflixをついつい夜中まで見てしまったり、SNSの沼から抜けられなかったり……。その結果、睡眠時間が短くなり、日中もぼーっとしてしまう、生あくびがでる、集中できないなどトラブルに見舞われます。それと同じタイミングで肌にもマイナスの変化が現れ、乾燥やくすみ、毛穴の開きといった肌トラブルも起こりやすくなることも。
この体内リズムを整える唯一の方法が、“早寝早起き”の規則正しい習慣をつけること。就寝前はテレビやスマートフォンなどのデジタル機器は遠ざけ、早めにベッドに入りましょう。翌朝、目覚めたら、真っ先にカーテンを開けて朝日をたっぷり浴びます。“朝がきた”ということを脳で感じることが、とても大切だそうです。
トラブルを抱えやすい春に必要なお手入れは?
春先は寒暖差や花粉、紫外線などの外的ストレスの影響によって、肌が敏感に傾きやすくなります。このこと踏まえた上で、就寝前のスキンケアを見直すことで、美肌リズムが整います。この時期、肌トラブルを引き起こす引き金となるのが肌の乾燥です。気温も上がってくると、何となく肌が潤っているように思いがちですが、先にお話ししたように外的ストレスを受けやすい春先は、肌の水分量も少ないはず。お風呂から上がったらセラミド成分が入った化粧水をたっぷり重ねて角層に潤いを与えます。
ホワイトニング美容液を効かせるコツは?
たっぷりと水分を与えた肌は、次に使う美容液の効果を実感しやすくなります。春夏に向けて肌の透明感や輝き、明るさが欲しいと思っている方は多いと思いますが、ホワイトニング美容液のパワーを高めるためにも化粧水でたっぷり保湿をしてから、塗布しましょう。
ホワイトニング美容液のおすすめの使い方は、気になるシミやくすみは重ね使いすること。顔全体に塗布してハンドプレスで肌内部に届けたら、ピンポイントで重ねます。このとき、こすったり、叩いたり、肌に刺激になるような圧をかけないでくださいね。指の肌でやさしくなじませるようにのせるのがポイントです。また、週に1、2回はホワイトニングのシートマスクでスペシャルケアをするとより効果を実感できるはず。
肌の明るさ、透明感をサポートするスペシャルケアは?
春は汗をかきやすく、皮脂分泌が活発になります。額や小鼻、アゴのまわりなど触るとざらつきやベタつきが気になりませんか? とくに30代以降になると肌代謝(ターンオーバー)がゆっくりになっていきますから、スクラブやオイルなどで角質ケアを定期的に行いましょう。目安としては1週間に1、2回で十分です。角質ケア後の肌は敏感になっていますから、保湿を心がけ、さらに日中も日焼け止めをムラなく塗り、紫外線から肌を守ります。
春のホワイトニングを成功させるには、ナイトケアにかかっていると言っても過言ではありません。ぜひ、今晩からはじめてみてはいかがですか?
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