美容と睡眠
更年期こそ要注意! 睡眠不足で実感する肌の不調【睡眠と美容を磨く旬レシピ】
みなさん、こんにちは。美容ライターの夏目 円です。長年の取材経験をもとに、美容と健康にまつわる情報をお届けしています。
ここ最近、仕事がばたばたしていたのとプライベートでも用事が重なり睡眠不足になりました。結果、私の肌環境はかなりマイナスに……。
改めて睡眠と美容はつながっていることを自分の肌で思い知りました。
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午前0時を過ぎてからベッドに入る日々……。
メルボルンは日本と季節が真逆で、今は夏真っ盛りです。気温も30℃越え、強い紫外線が降り注ぎ、夜の8時を過ぎてようやく日が沈みます。
移住して初めての夏を過ごしているせいでしょうか、体内時計が完全に狂ってしまいました。夜の8時だというのに感覚としてはまだ夕方5時ぐらいにしか感じないのです。
お腹も空かず日が沈んだ頃にようやく夕食の準備に入り、晩御飯は21時ぐらい。その後、食事の後片づけやらNetflixのドラマを1本見るとあっという間に23時……。それからシャワーに入ってスキンケア、寝る前のストレッチをしてベッドに入るのは0時を完全に過ぎています。
睡眠の質が明らかに低下! 肌のくすみ、ほうれい線、毛穴の目立ちが悪化
日本で暮らしていた頃は22時にはベッドに入っていたので、2時間以上も遅くなってしまいました。年齢的なこともあって朝寝坊ができず、目が覚めるのは決まって6時。1度目が覚めると2度寝ができないので、ここ最近ずっと6時間睡眠になってしまいました。
するとどうでしょう、肌に“よくない変化”がすぐに現れます。いちばんはくすみ。朝起きた顔を見たくないほどに、肌がどんよりと曇っているのです。化粧水や美容液などのスキンケアの浸透もいまいちで、当然ながらベースメイクののりもよくありません。毛穴も目立っているし、ほうれい線もだいぶくっきりしている……。
寝不足が続くと、このように一気にエイジングが加速するものだと実感しました。
成長ホルモン&睡眠ホルモンの分泌が十分にされない
では、なぜ睡眠不足になると肌の調子が悪くなるのでしょうか? 以前、ドクターに取材した際に聞きましたが、“睡眠ホルモン”と言われるメラトニンが、睡眠時間が短かったり、眠りが浅かったりすると十分に分泌されないそうです。
このメラトニン、じつはエイジングの原因となる活性酸素を除去する働きや質の高い睡眠をサポートして成長ホルモンの分泌を促すことから、美肌のサイクルを整える役割があります。
つまり、寝不足が続くと、大事な睡眠ホルモンも成長ホルモンも十分に分泌されなくなり、私が感じたような肌荒れが起こってきてしまうのです。
7時間睡眠を目指し、睡眠の質を高めたい!
一度リズムが崩れてしまった体内時計を戻すのはなかなか大変です。今は夕食をなるべく早く済ませられるように7時には準備を始めています。また、ベッドに23時には入るようにして、7時間睡眠を目指しているところです。
どんなに素晴らしい美容液を使っていたとしても、十分な睡眠、質の高い睡眠をとっていないと、肌の調子は良くなりません。それは、年齢を重ねれば重ねるほどに実感しますし、回復するにも時間がかかります。睡眠不足は美容だけでなく、体調も崩しやすくなりますから、十分な睡眠は必要ですね。
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夏目 円