美容と睡眠
手軽にできる耳の温活で、翌朝までぐっすり【睡眠と美容を磨く旬レシピ】
みなさんこんにちは。美容ライターの夏目 円です。長年の取材経験をもとに、睡眠と美容にまつわる旬な美容情報をお届けしています。夜、冷えが原因でなかなか眠りにつけないで困っていませんか? 私もそのひとりで、過去にもいろいろ試してきています。その中でも、最近とくによかったのが、耳の温活です。
家にあるもので手軽に耳の温活
冷えが原因でなかなか眠りにつけないことってありませんか? 冷えというと手足などからだの末端に気を配りますが、じつは耳のまわりを温めるとからだがポカポカします。
先日、仲のいいヘアメイクさんと冬の冷えについて話していたんですが、彼女から実践的な方法を教えてもらいました。さっそく私も試してみたら、それがホントにからだが温かくなったんです!耳の温活は、耳栓やマスクなど市販されているものもありますが、できればグッズに頼らずに自宅で気軽にしたいもの。家にあるもので手軽にできるものなので、今晩からでも実践できます。
耳は自律神経が多く集まっている場所
そもそも耳を温めるとなぜ眠りやすくなるのでしょうか? これは以前、内科医の先生に教えていただいたのですが、耳には自律神経が多く集まっている場所なので、温めることでホルモンバランスが整うそうです。それによって、からだもポカポカしてくるとか。
そして、耳を触ると他の部位に比べて冷たく感じることはありませんか? これは、耳の皮膚が薄いことが原因のひとつ。また、足や腕など他の部位と比べても動かしにくいことから冷えてしまいます。昔から熱いものをとっさに触ったとき、耳に手をあてるのはこのことだったんですね。
ヘアメイクさん直伝! 耳の温活3つ
さきほどお話したヘアメイクさんから教えてもらった耳の温活は3つあります。ちなみに彼女はモデルさんにメイクをする前によくこれらのマッサージをしてあげるそうです。リラックスしながらメイクをすることで、表情がやわらかくなるとか。
1. つまみマッサージ
親指と人差し指で耳をもち、軽くつまんだり、ひっぱったりしながら耳全体をマッサージします。1分ぐらい行うだけでからだがポカポカしてきますよ。もし、ラベンダーやカモミールのマッサージオイルがあれば指先に少しつけて香りも一緒に楽しむとさらにリラックスできます。
2. ホットタオルをのせる
濡れタオルを30秒ほどレンジでチンしてホットタオルをつくります。そして、両耳にあてて30秒ほど温めましょう。これはじんわりと温かくなり、タオルを外した後もしばらくポカポカしています。フェイスタオルよりもハンドタオルのほうがあてやすいですよ。
3. 耳に手をあてる
夜、スキンケアをしているときに行います。手の平をこすりあわせて温めたら、すぐに手を耳にあてましょう。これを何回か繰り返すことで温かくなってくるのがわかります。耳も皮膚の一部ですから、同時に保湿ケアも行うとよりいいですね。
行うタイミングはそれぞれかと思いますが、耳のマッサージはベッドに入ってからでも行えますし、ホットタオルはスキンケアをしながらでもできますよ。ベッドに入る前の冬のルーティンに加えて、質のいい睡眠を目指しましょう。
美容ライター
夏目 円