美容と睡眠
枕カバーなどの寝具、洗わないと肌あれの原因に⁈【睡眠と美容を磨く旬レシピ】
みなさん、こんにちは。美容ライターの夏目 円です。長年の取材経験をもとに、睡眠や美容にまつわる旬な美容情報をお届けしています。美肌を育てるのは化粧水や美容液などのスキンケアだけではなく、寝具の扱い方にもあるのをご存知でしたか?
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思春期ニキビの原因は、寝具を洗わないことが原因かも!
先日、ある取材でご一緒になった皮膚科医の先生と話していたときのことです。テーマは“肌あれを予防するためのスキンケア”についてだったのですが、私が以前から気になっていたあることについて質問してみました。
「先生、17歳になる娘のニキビがなかなか治らなくて困っています。スキンケアはもちろん、サプリメントや食事にも気を付けているんですけどね。思春期のニキビとはいえ、やっぱり気にしているので何とかしてあげたくて」
「そうですよね。年齢的にある程度は許容範囲ですけど、気持ちはわかります。とくに10代は皮脂分泌が活発ですから、枕カバーなどの寝具もこまめに取り換えて清潔を保ったほうがいいですよ」
汗や皮脂、ほこりなど雑菌が繁殖! 1週間に1、2回は寝具を洗う
先生に寝具のことを指摘されてはっとしました。娘の枕カバーはもちろんのこと、シーツをだいぶ洗っていませんでした。下着やタオル、学校のシャツなどは毎日洗うのに、寝具だけはそのまま……。
「人間は寝ている間に汗をかきますし、ほこりなども付着して雑菌が繁殖します。毎日とは言いませんが、1週間に1、2回は洗ったほうがいいですね」と先生。
お恥ずかしいですが、私自身も1週間に1回は洗っていないかも知れません。10日~2週間に1回ぐらいでした。
柔軟剤にこだわって、触り心地や香りを楽しんで
先生からのアドバイスを受けて、さっそく娘も私の寝具も週に1回洗うようにしています。目に見えて肌荒れが改善したとは言いませんが、清潔であることがとにかく気持ちがいいのです。とくに枕は顔や髪が直接あたる部分ですから、雑菌が付着することでニキビや吹き出物などの引き金になる可能性がありえます。寝具を洗うときは、“触り心地のよさ”や“香り”にもこだわるようになりまして、少しお高めの柔軟剤にしています。
思春期ニキビ、どう付き合う?
思春期のニキビに悩んでいる方に向けて、いくつかアドバイスをお伝えしますね。まず日々の肌のお手入れについては、過度なスキンケアは避けてください。基本的な洗浄と保湿を心がけ、ファンデーションなどベースメイクを日中している方は帰宅後すぐに洗い流して清潔にしてください。また、ニキビは絶対に触らないこと。気になる気持ちはわかりますが、手には雑菌が付着していますし、無理につぶすとニキビあとになる可能性が高くなります。サプリメントはビタミンCを取り入れ肌の代謝をあげましょう。食べ物はあぶらっぽいもの、とくにジャンクフードなどは避け、バランスのよい食事を心がけてくださいね。ニキビは疾患ですから、ひどくなる前に皮膚科医に相談することを強くおすすめします。
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