
美容と睡眠
夜のリラックススキンケアで、季節の変わり目の不調肌を乗り切る!【睡眠と美容を磨く旬レシピ】
みなさんこんにちは。美容ライターの夏目 円です。長年の取材経験をもとに、睡眠と美容にまつわる旬な美容情報をお届けしています。今回は、1日の終わりに行う夜のスキンケアについて、美容だけでなくメンタルからもお話します。
リラックスのはじまりは、夜のクレンジングタイム
みなさんは、メイクをどのタイミングで落としていますか? 自宅に戻ってすぐの方、お風呂に入るときという方などそれぞれかと思います。私は、メイクを落とす時間を“1日のリセットタイム”のような感覚があるので、お風呂に入るときにオフするのが習慣です。とくに季節の変わり目は、肌がゆらぎやすいのででミルク、もしくはクリームタイプの保湿力のあるクレンジングで、湯船に入りながらゆっくり円を描くようにやさしくなじませて、丁寧に洗っています。
こんな風に時間をかけて肌をいたわりながらクレンジングをしていると、不思議なことに心までゆっくりとほどけていくような感覚があります。目を閉じ、やわらかなテクスチャーや心地いい香りに包まれながら肌をやさしくなでていると、1日の緊張がすっときれて、リセットされるんですよね。
美しさは内面からじゅわっとでてくるもの
以前、ある有名なヘアメイクさんに取材する機会がありまして、ご自身の美容法についてあれこれ伺っていると、“美しさは内面からでてくるもの”とおっしゃっていました。長年この職業についていると、外見ばかりに目を向けてしまうことがあります。ですが、心の美しさや前向きな気持ちこそが、個々の美しさに磨きをかけているもの。
日々の忙しさに追われて、ついついスキンケアを雑にしてしまうことがありますが、自分の肌と向き合う時間は、自分の内面にもきちんと語りかけ、肌と心を労わるようなケアを心がけたいですよね。とくに、1日の終わりの夜に少しだけ時間をかけてお手入れをすれば、きっと内面にも変化があらわれるはずです。
シンプルなお手入れを、丁寧に続けること
では、内面と向き合う夜のスキンケアとはいったいどんなことでしょうか? それは、ひとつひとつのステップを丁寧に行うだけです。化粧水を肌になじませるとき、両手のひらで肌を包み込むようにやさしくハンドプレスをする、美容液を塗るときは、皮膚の薄い目もとやデリケートな口もとは、薬指の指の腹を使ってなじませる。クリームを塗るときは、手のひらで剤をあたためてから塗る……、などとてもシンプルなお手入れ法ですが、ひとつひとつに“自分への愛情”がこもっているように感じませんか?
1日が慌ただしく過ぎていき、あっという間に感じてしまう日が少なくありません。ですが、寝る前に行う夜のスキンケアを肌と心のリラックスする時間として捉えることで、嬉しい変化に気づくはずです。ぜひ、今晩から実践してみてくださいね!
美容ライター
夏目 円