睡眠と子育て

お昼寝しなくてもいいの?眠らない子どもへの対策&大切にしたいこと

お昼寝をしないお子さんはいませんか?
まだ0歳なのに一日中起きている赤ちゃん。
力いっぱい遊んでクタクタのはずなのに、全く眠らない1歳〜2歳のお子さん。

ママやパパの方が疲れてお昼寝したくなりますね。

お昼寝をする・しないことや、眠る時間の長短は、子どもの体力や個性によって子どもそれぞれに個人差があります。

よその子はお昼寝するのに、うちの子だけ眠らない・・・と不安になることはありません。

けれどお昼寝はしなくてよいものなのでしょうか。
しない場合は、どのようにお昼寝の時間を過ごしたらよいのでしょうか。
いつになったらお昼寝をするようになり、何歳頃からお昼寝をしなくなるのでしょうか。
お昼寝の様々な悩みや疑問にお応えします。

0歳のお昼寝から1歳・2歳頃までのお昼寝は成長と共に変わる

お昼寝は赤ちゃんの頃から2歳までは、月齢ごとにお昼寝の時間や回数が変わります。
例えば以下のような生活リズムで過ごすことが多いかもしれません。

1.生後3か月~5か月

少しずつお昼と夜の違いや区別ができるようになってくる頃です。
授乳をし絵本を読んだり歌を歌ってあげるなど軽く静かな遊びをした後、部屋を薄暗く・涼しく保ち、お布団に寝かせます。

2.生後6か月~7か月

朝起きて授乳をしたら朝寝、お昼の授乳をしたらお昼寝、午後の授乳をしたら夕寝、と、おおよそ3回ほど寝る赤ちゃんが多いでしょう。

3.生後8か月~1歳0か月

朝寝はしなくなり、午前寝とお昼寝または夕寝の2回のお昼寝に減ってくる赤ちゃんが多いでしょう。または、お昼寝しかしなくなる赤ちゃんもいます。

4.1歳2か月~1歳6か月

この頃は、朝寝をすることがほとんどなくなり、一日一度のお昼寝で一日を過ごせるように体力がついてきます。

5.1歳6か月~2歳

少しずつイヤイヤ期に入ってくるので、お昼寝も嫌がることがあり寝ないかもしれません。
ですが、まだお昼寝が必要な子どもがほとんどです。
ですが、体力がついてお昼寝をしなくなる子どももいます。

お昼寝をしない子どものお昼寝時間ルーティンを決めよう

夜しっかり眠り、朝も早くおきるのであれば、お昼寝の必要は基本的にはありません。
ですが、一日中動き回ることは体力が消耗しますし、ママやパパも大変でしょう。

お昼寝の時間はおおよそお昼ご飯を食べてからおやつまでの時間が多いのですが、
お昼から午後3時くらいまでは、お部屋を薄暗くしお布団でごろごろしたり、絵本を読むなどの静かな過ごし方をするようにしてみましょう。

また、お昼寝に入る前に食事➡はみがき(くちゆすぎやお茶)➡トイレ(おむつ替え)など、毎日決まった「お昼寝前ルーティン」を過ごすと良いですね。

それが子どもにも習慣となれば、「お休みの時間だね」「ごろんだよね」と自分で用意したり意識するようになるはずです。

しっかり体を動かして遊ばせ、生活リズムを整える

また、少しずつ月齢が大きくなってくると体力がついてくるので、外へ出て思い切り体を動かす遊びをさせましょう。
早起きして朝ごはんを食べたら、午前中にお出かけすることが望ましいです。
公園や児童センターなどでよく遊ばせ、しっかりお昼ご飯を食べ、お昼寝ルーティンをすると、きっと眠気に誘われお昼寝をすることでしょう。

お昼寝をしたら、おやつを食べ(お菓子でなくてもおむすびやス―プなどでもOK)、夕方はお買い物やお手伝いをし、夕飯・お風呂を済ませて早めに寝かせ、早く起こす、といった生活リズムを整えてあげることが大切です。

体を動かし、生活リズムを整えても眠らないときは、無理に寝かせなくても大丈夫です。
その場合は、ゆったりとした過ごし方をしてあげましょう。

午後も思いっきり遊ぶと夕方のぐずぐずタイムにつながる

お昼寝をしないからと、午後も公園へ行ったりどこかへ出かけて過ごすと、さすがに疲れてしまい、夕方から眠ってしまい夕飯を食べ逃したり、夜中に起きてしまい生活リズムが崩れてしまうことが考えられます。

また、夜泣きにつながったり、朝早く起きてしまう・朝いつまでも眠ってしまうことになり、家族皆の生活リズムが崩れて疲れてしまうことでしょう。

また、眠かったり疲れていると、ママやパパがいちばん忙しい夕方にぐずったり、泣いたり、遊んでほしがったりもします。

午後にお昼寝をしない場合は、パズルや粘土、お絵描きや折り紙、絵本など静かな遊びをするようにし、疲れを溜めないように気を付けてあげましょう。

時にはひとり遊びを見守りながら、ママやパパも休もう

子どもが起きているからといって、べったりとそばに寄り添い、一緒に遊ばなくてもいいのです。

子どもがひとりで集中して遊んでいるようなら、見守りながら、ママやパパもお茶を飲んだりテレビを見たり、スマホを見たりして距離を持って接してみましょう。

ひとりで遊ばせることは、大人と遊ぶことと同じかそれ以上に、子どもの創造性や自立を促す大切な時間です。

指さしや声で、話しかけてきたり「ママ見て」と言ってきたら、見てるよ、と声をかけ、またひとりで遊びだしたら見守りましょう。

せっかく集中して遊んでいても、黙って見守っていると放置しているような気持になりついつい「何作ってるの?」「きれいな色だね」などと声をかけてしまいがちです。

大人も同じく集中する時間に声をかけられると気が散るように、子どもも同じなのです。

一緒に遊んでほしいという様子があるようなら、一緒に遊んであげましょう。

保育園やこども園などの集団生活でお昼寝も身につく

家庭で過ごしていてお昼寝をしない子どもも、保育園やこども園に入園すると、お昼寝をするようになる子どもがほとんどです。

集団生活では生活のリズムが時間ごとにきっちり決まっていて、午前中もたっぷり遊ばせてくれます。また、小さな子どもながら他人と過ごすことで疲れも溜まるでしょう。
はじめはなかなか慣れず、お昼寝の時間になったら泣いたり嫌がったりするかもしれませんが、あっという間に園生活に慣れてお昼寝をするようになるので、大丈夫ですよ。

お昼寝をおうちでしなくても、気にすることはありません。
ただ、生活リズムや眠る前のルーティンは大切にした方が、成長発達や集団生活に効果があるはずです。

意識をしてやってみてくださいね。

筆者プロフィール

炭本 まみ

北海道生まれ北海道育ち。保育士として10年勤務し、今は高校生と中学生を育てるママ。保育士資格・幼稚園教諭免許・発達障害コミュニケーション指導者資格を保有。アウトドア記事や旅行記事、保育士や保護者向けのコラムを執筆中。未だに子育てに行き詰ることはあるものの、子育て記事を執筆しながら、自分自身の子育ても振り返る日々。趣味はキャンプと旅行とカメラ。
北海道生まれ北海道育ち。保育士として10年勤務し、今は高校生と中学生を育てるママ。保育士資格・幼稚園教諭免許・発達障害コミュニケーション指導者資格を保有。アウトドア記事や旅行記事、保育士や保護者向けのコラムを執筆中。未だに子育てに行き詰ることはあるものの、子育て記事を執筆しながら、自分自身の子育ても振り返る日々。趣味はキャンプと旅行とカメラ。

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