眠りの特集
連休明けのだるさ予防にも。春の体調不良を防ぐ3つのコツ
春や秋など季節の変わり目や、休み明けに「しっかり寝たはずなのに、何となく体が重い。気分が落ち込みやすい」など、「はっきりしない体調不良」を感じることがありませんか?
朝晩と昼間の寒暖差が大きい時期は、体温などの調整を行う自律神経が乱れやすい時期でもあります。
自律神経には「交感神経(活動系)」と「副交感神経(リラックス系)」があり、それぞれがバランスよく切り替わることで、24時間休みなく体の機能を調整してくれています。
この自律神経のバランスが乱れることで、寝付きが悪くなったり、眠ったはずなのにだるさを感じやすくなります。
そこで今回は春の体調不良を予防する方法を3つご紹介します。
ほぼ同じ時間に起きる
二度寝はあと5分を守って
休みの日はいつもより遅い時間まで布団に入っていたいところですが、できるだけいつもと同じ時間に起きて。
起きる時間がほぼ同じなら、眠気を感じる時間も乱れにくくなり、生活リズムが整いやすくなります。
生活リズムが崩れてしまうことで、自律神経がさらに乱れてしまわないように、休みの日こそいつもと同じ時間に起きられるように意識してみてください。
どうしてももう少し眠りたいなら「あと5分」くらいにしましょう。
『やらなければ』に振り回されすぎない
後回しにできないか検討してみる
本当は寝たいと思っていて体も疲れているけれど、やらなければならないことがある。
そんな時に「やらなければ」を優先しすぎると、体の疲れが取れなかったり、ストレスを感じてモヤモヤした気分になることも。
少しの時間でもいいのでバランスよく過ごせるよう、本当に急ぎでなければ思い切って休むなど、今自分がどんな風に感じているのかを見直してみることをおすすめします。
春は進学、就職、転勤などで生活リズムが変化する機会も多く、慣れない環境でストレスが溜まりやすい時期です。
ストレスが溜まりすぎると体調を崩しやすくなりますので、いつもより気にかけてあげてください。
眠る前のスマホは要注意
ストレス解消のために、スマホやタブレットなどで動画やゲームを楽しみたい時はタイミングに気をつけて。
頭や体が疲れている時や眠る前に長時間遊んでしまうと、だるさや体調不良につながる場合も。
ゲームは「やりたくなる」仕組みが満載なので、ついつい長時間やりたくなりがち。できるだけ寝る前は避けましょう。
休む日も予定に入れる
出かける時は「休む」時間も作る
春は暖かい日が増えて、どこかへ出かけたり、新しいことをはじめたくなるなど、活動的な気分のままに次々と行動したくなります。
気の向くままやりたいことを次々とやり続けてしまうと、思っているよりも体に疲れが溜まりやすい時期なので、体調を崩してしまうことも。
4月、5月の連休などに出かける予定を入れたなら、前後に「休む日」も一緒に作りましょう。
お気に入りの場所で心休まる音楽や香りを楽しんだり、あたたかい飲み物を飲むなど、「何も考えなくてもいい」ゆっくりできる過ごし方がおすすめです。
また生活リズムが変わった時に新しいことをはじめると、変化が大きすぎてストレスを感じやすくなる場合もありますので、慣れないことをはじめるなら、少し時期をずらすことも考えてみてください。
いつもあまり運動しない人は軽い運動を
座り仕事が多い方などで日頃から体をあまり動かさない場合は、軽い運動をするのがおすすめ。
近くの公園やカフェなどにゆっくり歩いて行く、近所を散歩するなど、自分の調子に合わせて調節できること、無理はしないで楽しめるものを選んで。
体を動かす時間を持つと日中に体温が上がりやすくなり、夜に体温が下がることで自然な眠気を感じやすくなるので、生活リズムが整いやすくなります。
春は無理しないで上手に楽しみましょう
疲れてしまえば眠れるから多少無理してもいいと思いがちですが、春はいつもより睡眠と休息が大切な時期。連休などお出かけする予定が多い時ほど、ゆっくり休む時間も確保することがおすすめです。
良い眠りのためにおすすめの方法は、こちらの記事でもご紹介しておりますので、ぜひご参照ください。
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筆者プロフィール
木野 いく