美容と睡眠
冬の乾燥肌は、寝室環境を整えると改善するってホント⁈ Vol.5
みなさん、こんにちは。美容ライターの夏目 円です。睡眠と美容、健康をテーマに取材経験を生かした役に立つコラムをお届けします。
今回は、『美肌を育む、寝室づくり』について、今晩から気軽に試せるアイデア満載の情報をお届けします。
冬の寝室は肌老化引き起こす⁈
秋が深まり、夜はだいぶ冷え込んできた。気温だけでなく日に日に湿度も下がり、肌の乾燥、髪のパサつき、静電気など、秋冬特有のトラブルに悩まされている。これは皮膚科医から何度も聞いた話だが、“冬は肌のエイジングが加速する”そうだ。乾燥が引き金となり、シワ、たるみ、くすみといったあらゆる老化サインが目立つようになる。それを何とか食い止めるために肌の保湿を徹底するわけだが、高保湿スキンケアに切り替えただけではどうにもいかないこともある。
以前、ある美容家に取材したところ、「冬の寝室は、環境次第で肌老化を引き起こす」という話を聞いたことがある。外の湿度が低いだけでなく、エアコンをかけることでさらに寝室の乾燥がすすんでしまうのだ。
美容ライター実践! 美肌を保つ寝室3原則
美容家の話を聞いて以来、私は寝室に温度と湿度がわかる時計を置いている。肌に適した湿度は50%前後だが、真冬はそれよりはるかに低い数値になる。エアコンは使っていないものの、オイルヒーターを使っているのでやはり何もしなければ、部屋が恐ろしく乾ききっているのがわかる。肌もそうだが、乾燥はウイルスが発生しやすくなるし、のどもカラカラになるので、ひとつもいいことがない。
そこで、私が美肌のために行っている寝室づくりについて3つの方法を紹介しよう。
その1:枕元に美容オイルを置く。
これは、“追いオイル”とも言う。夜のスキンケアをしてから、歯を磨いたり、髪を乾かしたりしていると寝室に入るまでに30分前後は過ぎている。ある夜、肌を触ったら思いのほか乾燥していることに気づき、ベッドに入ってから美容オイルを重ねて見たら翌朝の肌がものすごく潤っていた。以来、秋冬に限って美容オイル、もしくは保湿クリームを重ねている。ただし、たっぷり塗りすぎると寝具についてしまうことがあるので、乾燥が気になる目もとや口もとなどポイント使いするのがおすすめ。
冬のお気に入りが、韓国生まれの「ファミュ」。この美容液は香りもよく、オイルならでは潤いがありながらもベタつかないところがよい。
その2:くつ下をはいて、めぐりUP
オイルヒーターで寝室を温めてはいるが、湿度が下がるのは避けたいので室温は20℃ぐらいにしている。となると、冷え症の私にとってはやや手足の冷えが気になるところ。とくに足が冷えるとうまく眠れないので、冬の靴下はマスト! 睡眠時ははだしで寝たほうがよい、という声もあるが、私はそのカテゴリーに当てはまらない。靴下をはくことで体温が上がり、めぐりがスムーズになる。この“めぐり”というのは、美肌には欠かせないキーワードで、どんよりとした肌のくすみ、疲労感を感じている方はぜひ試してほしい。
睡眠用のくつ下は足首を締め付けないようにひざ下、もしくはロングタイプが好き。ふわふわとした感触も心地いい。
その3:加湿器で40~60%湿度を保つ
加湿器を置いている人は多いと思うが、“加湿のし過ぎ”にはくれぐれも気を付けてほしい。窓ガラスに水滴がつくほど加湿をしたり、部屋が梅雨のようにジメッとするほど加湿するのは、カビなど衛生面から考えてもおすすめできず、40~60%が快適湿度だ。加湿器がないなら、濡れタオルを数枚干しておくだけでも湿度アップになる。
自宅はもちろんだが、ホテルに滞在する時も加湿器は欠かさない。リクエストすると、加湿器を持ってきてくれるホテルも増えている。
これからが冬の本番! 日々のスキンケアも大切だが、寝室環境を整えることで美肌力はぐーんとアップするので、ぜひ試してもらいたい。
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夏目 円