美容と睡眠
明日の『キレイ』をつくる、美容ライターが実践している美睡眠ルーティン Vol.1
はじめまして。美容ライターの 夏目 円 です。睡眠と美容、健康をテーマに取材経験を生かした役に立つコラムをお届けします。
記念すべき第一回は、私が毎日実践している美睡眠ルーティンについてです。
心地よい眠りを約束する、“準備時間”とは?
毎朝見ているテレビ番組で、好きな俳優さんがインタビューを受けていた。「〇〇さんにとって、いちばん好きな時間は何ですか?」、よくある質問ではあるけれど「僕は、眠る時間にこの上ない幸せを感じるんですよ」と即答して、思わず「わかるわ~、私と同じ」なんて、テレビに向かって思わず話しかけてしまった。
眠る時間がとくに好きになったのはここ10年ぐらいのことで、夜型の生活から23時就寝、5時起きという朝型にきっちり切り替えてから。きっかけは子どもが生まれたことで規則正しい生活になったことが大きい。
冒頭でお話した俳優さんの“眠る時間”は、ベッドに入る時にいちばんの幸せを感じるそうだが、私の場合は、ちょっと違う。”心地よく眠りにつくための準備時間”をしている時間にこの上ない幸せを感じている。
膨大な取材から得た睡眠知識を集結
私はかれこれ20年以上美容を専門とした執筆活動をしていて、自分で言うのもおこがましいが、“自分磨きのプロフェッショナル”と思っている。たくさんの取材で得た知識や経験をコツコツと実践するのが趣味。ことさら睡眠に関しては、睡眠療法士、内科医、お風呂博士などなど、ありとあらゆる方に取材をしているので、だいぶ詳しくなっている。
そもそも“心地よい眠り”とは何だろう? 定義とまでは言わないが私の場合、ベッドに入って『はぁーっ』と大きい深呼吸がひとつできて、ちょっと口角が上がるぐらいの笑顔ができれば、すんと心地よい眠りに入れる。その至福の時間に向かって毎日実践している『美睡眠ルーティン』を紹介しよう。
1.眠る前90分前に30分の入浴をする。
以前取材したお風呂博士によると、ベッドに入る時間の90分前に入るのがいいそうだ。つまり、私なら21時30分ぐらい。温度はぬるめがいいそうだが私はぬるすぎず熱すぎずの39度ぐらいがちょうどいい。好きな入浴剤を入れて、10分~15分程度湯につかる。最近ハマっているのが、重炭酸の入浴剤をいれること。体感として温感効果が高いのでゆっくり浸かると血行がよくなっているのがわかる。足のだるさも和らいで、お風呂上がりはからだが軽くなったようにすっきり。そして、湯船に浸かりながらお気に入りのYouTubeを1本だけ見ている(女優の杏さんのチャンネル“anne TOKYO”はおすすめ)。
重炭酸のタブレットは、ドラッグストアなど気軽に購入できる。疲労回復のほか、肩コリ、冷えなどに悩んでいる方にもおすすめ。
2.お風呂から出たら間髪入れずにスキンケア
みなさんに強くアドバイスしたいのが、お風呂に上がった瞬間にスキンケアをしてほしいということ。私は、パジャマを着る前にまずミスト化粧水でシューッと顔じゅうびちゃびちゃになるぐらい水分を補給しないと気が済まない。それだけ、お風呂上がりというのは肌の水分が奪われますから、ね。これは性別、年代問わず言えて、赤ちゃんだって例外ではありませんから。その後、10分程度かけてスキンケアを行いますが、ニッチ過ぎるので内容についてはまた別の機会に詳しくお話するのでお楽しみに。
たっぷり顔にのせたら、両手のひらでハンドプレス。角層のすみずみまで水分を届けることで、肌がふっくらとやわらかくなる。
3.寝る前の脱力ストレッチ
これは、ある女優さんをインタビューした時に聞いた話で、彼女は寝る前にストレッチするようになってから、よく眠れるようになったそう。私もさっそく試してみると、からだのこわばりのようなものがとれて、すごくラクになった。最初にあぐらをかいて股関節まわりをゆっくりとほぐす。気持ちいいと思う強さで足の付け根をゆっくり押したり、のばしたり。その次に、あおむけになって手足を天井に持ち上げてぶらぶら~。最後に、手足をぐーっと伸ばして、脱力~。5分もかからないので、ご興味のある方はぜひ今晩から試してほしい。
股関節がだいぶ硬かった私も、半年ほど経ったころにはだいぶやわらかくなってきた。からだのめぐりがよくなり、気持ちまでラクになる。
この他にも気分が落ち込むような暗いニュースやスマホはなるべく見ない、冷たい飲み物ではなくノンカフェインのぬるめのお茶を飲む、足ツボマッサージなど細々としたルーティンはあるが、長年の経験・取材知識から得てピックアップしたこの3つをすれば、きっと心地よい眠りにつけるはず。
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