
美容と睡眠
湯舟に浸かっているときやお風呂上りに肌がかゆくなるのはなぜ?【睡眠と美容を磨く旬レシピ】
みなさん、こんにちは。美容ライターの夏目 円です。長年の取材経験をもとに、睡眠と美容にまつわる旬な美容情報をお届けしています。湯舟に浸かっているときやお風呂上りなど、肌がかゆくなることはありませんか? そこで経験から学んだお手入れ法についてご紹介します。
湯舟に浸かっていると、かゆくなるのはなぜ?
これは私の経験談ですが、湯舟に浸かっていると、からだがかゆくなることがあります。足や腰、お尻まわりなど広範囲で一度掻いてしまうとしばらくかゆみが止まらないので、肌が赤くなるまで掻いてしまうことも……。当然肌にはよくないですから、以前、皮膚科医の先生に原因についてお聞きしたことがあります。皮膚の毛細血管が拡張し、神経が刺激されることでかゆみが起こるそうです。先生によるととくに乾燥肌や敏感肌になりやすいとか。
お風呂に上がった後もかゆみがとまらない!
一度かゆみが起こると、しばらく続きませんか? 私はとくにその傾向が強く、お風呂から上がったあともかゆみがしばらく続いていて、かかないようにするのに必死です。それを先生にお話ししたところ、お風呂上りの肌は急激な水分蒸散があることで、やはりかゆみを感じやすくなるそうです。
湯舟でかゆみをしずめる方法は?
さきほどお話したようにかゆみの原因のひとつが乾燥です。ですから、湯舟に保湿効果のある入浴剤をいれるのがおすすめ。いろいろ試してみましたが、薬用効果があるもの、保湿成分がたっぷり入っているものを選びましょう。肌のバリア機能を保つ上で欠かせない「セラミド」、人の皮脂に含まれている「スクワラン」、肌のうるおいを保つ「ヒアルロン酸」、乾燥から肌を守る「グリセリン」などが配合された入浴剤をぜひ、試してみてください。また、熱い温度も肌に刺激を与えますから、少しぬるめの38度~39度ぐらいに設定しましょう。
お風呂から上がったら、すぐに保湿剤を塗る
乾燥から肌を守るためにボディクリームなどの保湿剤を使っている方は多いと思いますが、うるおいをチャージするには塗るタイミングが大切です。お風呂からあがってすぐ、まだからだに湿り気がある状態で、ボディクリームやローションを塗ります。入浴剤のときにご紹介した保湿成分のほかに、かゆみ止め成分が入った医薬部外品のクリームなども最近では多数ありますから、薬剤師の方に相談してみるのもいいですね。
保湿ケアを徹底してもなかなかかゆみがおさまらない場合は、皮膚科医に相談して適切なお薬を処方してもらうこともおすすめします。肌を掻きすぎることで、あとになったり、ばい菌が入って治りにくくなることもあります。
美容ライター
夏目 円