みなさん、こんにちは。美容ライターの夏目 円です。長年の取材経験をもとに、睡眠と美容、健康にまつわる役立つ美容情報をお届けします。
冬の肌トラブルといえば乾燥ですが、保湿効果のある化粧水やクリームなどスキンケア対策のほかに、寝る前に取り入れる“あること”をすると、より効果があるのをご存知ですか？

冬も用心！ 寝ている間にからだの水分は失われる

気温も湿度もぐんと下がり、寒さがいちだんとすすんでいます。保湿対策としてクリームやマスクなどのスペシャルケアを加えているのに肌のかさつきがなかなか解消しないという声をよく聞きます。
じつは、これには理由がありまして、外気がとくに乾燥している冬は外側だけのケアでは保湿が追い付きません。
そこで、取り入れて欲しいのが“寝る前と朝起きてすぐの1杯のお水を飲むこと”。“えっ、そんなことでいいの？”と思うかも知れませんが、じつはとても理にかなっている保湿ケアなんです。
以前、内科の先生に取材をしたときに教えてもらったのですが、寝ている間にからだの水分は失われているそうです。私たち人間のからだは約60％が水分でできているわけですから、睡眠中の水分不足解消させるために寝る前の１杯は欠かせません。

150ml～200ml程度、常温もしくは白湯で飲む

では、寝る前にどのくらいの量を飲んだらいいのでしょうか？ 飲みすぎると夜中に起きてしまうかも知れませんし、少なすぎても意味がありません。
コップ１杯とは150ml～200ml程度が適量だそう。また、冷たいお水は内臓を冷やしてしまいますから、常温もしくは白湯がおすすめ。
寝る前といってもそのタイミングは人それぞれかと思いますが、私は、歯を磨いてベッドに入る直前に飲んでいます。コップ1杯ですから量はそれほど多くないので負担にもなりませんし、“歯を磨いた後にお水を飲む”という習慣にすることで、飲み忘れることもありません。同じように朝も歯を磨いてから、同量のお水を飲んでいます。

冬のボディケアはバームやオイルなど油分多めを選んで

私個人としての感想になりますが、寝る前にコップ1杯の水を飲む習慣を取り入れるようになってから、冬に起こりやすい慢性的なかさつきはだいぶ落ち着きました。
とくに実感しているのは、からだのかさつき。ひじやかかとがとくに乾燥しがちで、ひどいときには粉をふいていたのですが、だいぶ和らいでいるような気がしています。
眠っている間に水分が失われるのを先回りして水分補給をしていることで、体内の水分が調整できていると思います。
もちろん、外からのスキンケアも必須で、冬はクリームよりもバームやオイルなど油分が多いタイプを選ぶといいでしょう。

腸内環境が整うことで、コンディションのいい肌に

これも経験として言えるのですが、水分が足りていないとお通じの調子がイマイチで、結果、吹き出物やニキビといった肌荒れが起こりやすくなります。
腸の働きが鈍るとたちまち肌に現れるので、注意が必要です。
朝晩コップ1杯のお水に加えて、日中もこまえに水分補給をすることで腸内環境が整い、便通もスムースに。また、からだがすっきりしますし、むくみも以前に比べると軽くなっているようです。

これはあくまでも経験値でお話しているので、すべての方があてはまるとは言えませんが、“睡眠中に水分が失われる”ことは事実ですから、夜寝る前の水分補給はぜひ習慣として取り入れてくださいね。

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