美容と睡眠
メンタルと美容、睡眠の三角関係【睡眠と美容を磨く旬レシピ】
みなさん、こんにちは。美容ライターの夏目 円です。長年の取材経験をもとに、美容や健康にまつわる情報をお届けしています。職場や学校など、新しい環境でスタートする方が多い4月。公園に咲く花や道路沿いに植えられた木々も生命力を感じますが、一方で、初めてのことや慣れないことで、気持ちがアップダウンすることって、ありませんか?
メンタルと睡眠、美容は密接につながっている
メルボルンに移住してちょうど1年になりました。50歳の節目に娘と二人きりの始めての海外暮らしで、最初の3ヶ月は、精神的に追い込まれることが多く、夜中に突然、目を覚ましたり、謎の胃腸炎にかかったりと、いろいろありました。“何とかなる”という気持ちで移住しましたが、“何ともならない”ことの連続が続いたときは、日本が恋しくなりました。
メンタルが弱くなったことがきっかけで、なかなか寝付けない、眠りが浅いなどの睡眠トラブルにも悩まされましたが、肌荒れにも苦労しました。なかなか治らない吹き出物が居座り、睡眠不足のせいで目の下にクマが現れ、肌のリズムが明らかにおかしくなっているせいで、顔色がとにかく優れません。このとき、メンタルと美容、睡眠は本当につながっていると確信しました。
そんなマイナスの状況から、どうやって克服したのかをぜひみなさんにご紹介します。
ベッドのまわりに好きなものを置く
いちばんの悩みはうまく眠れないことでした。というのも、元来、ベッドに入るとすぐに眠くなるタイプでしたから。ベッドのそばにスマートフォンを置かない、寝る前にカフェインをとらないことはもちろんですが、おすすめなのが、ベッドから手の届くところに“好きなもの”を置くこと。私は香りとスキンケア、そして読書が好きですから、枕にシュッとスプレーするピローアロマミスト、夜寝る前に使うリップバームやボディ、ハンドクリームをいくつかピックアップしています。また、ブルーライトを発しない、目にやさしいkindle本での読書も眠りを誘います。
余計なことは考えない。明日、朝いちばんの“おやつ”を用意する
あえてストレスを感じていること自分を受け入れてみたら、意外に軽くなりました。最初のうちは、ストレスを感じていないふりをして、“私は大丈夫”、“そのうち何とかなる”みたいに強がっていたんです。そうしたら、ますます気持ちのアップダウンがあることに気づきました。そこで今度は、ストレスを受け入れて、“よし、今日は早く寝よう”、“もう仕事は切り上げて、本でも読もう”など、自分の好きなことを優先するようにしました。また、次の日が楽しみになるように、大好きなチョコレートやフルーツなど朝おきてから食べるおやつも用意しました。小さな幸せをいくつも用意することで、気持ちの切り替えができるようになりました。
朝日を浴びて、軽い運動を習慣にする
ある時、“移住してやらなくなったこと”を書きだしてみました。そうしたら、習慣にしていた朝のウォーキングをずいぶんしていませんでした。朝日を浴びながら、近所の公園やビーチのほうまで好きな音楽を聴きながら1時間ほど歩くことをはじめたら、気持ちがだいぶ軽やかになりました。朝に運動をすることで代謝もあがり、朝食もおいしく食べられることができます。今ではすっかり習慣になり、今朝も気持ちよく歩きました。
今回紹介したアイデアは、今日から、明日からでも軽い気持ちでできるものばかり。少し視点や考え方を変えるだけで、案外ラクになるものですから、メンタルが少し弱っている方、新しい環境でがんばっている方に、お役に立てば嬉しいです。
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