美容と睡眠
自律神経が整う、“寝る前の5分ヨガ”で深い安眠に誘う Vol.15
みなさん、こんにちは。美容ライターの夏目 円です。睡眠と健康、美容をテーマに取材経験を生かした役立つテーマをお届けします。今回のテーマは、「寝る前の5分ヨガで、安眠を誘う」方法についてです。新生活が始まり、生活リズムがまだ整わない時期ですから簡単なヨガで自律神経を整えて、いい眠りにつきましょう。
私の友人にヨガ好きのカメラマンがいる。彼女は、LAで暮らしていた時にアメリカのヨガのライセンスまで取得したしまったというから驚きだ。先日、お茶をしている時にヨガの話になり、私が「気持ちが落ち着くというか、安らぐというか、寝る前に1分ぐらいでできるヨガのポーズってないの?」と聞いたら、即答で3つ教えてくれた。彼女の話によると、ヨガは呼吸や瞑想を意識しているので、夜寝る前に軽く行うと自律神経が整い、安眠に誘うのだそう。では、さっそく紹介しよう。
猫のポーズ“キャットアンドカウ”5回
ネーミングが可愛すぎる“キャットアンドカウ”。まさしく猫のポーズなのだが、背中を丸めたり、反らしたりするというとても簡単なポーズ。
HOW TO
- 手は肩幅に、脚は腰幅に開き四つん這いになる(まさしく猫のように…)。
- 息をゆっくり吸いながら背中を反らせ、目線は斜め上の方向を見る。
- 息をふーっと吐きながら背中を丸めて、おへそをのぞき込むように目線を下げる。
ポイントは深くゆっくりと息を吸い込み、吐くこと。背中を反りすぎないように、足の指を立てておくこともポイントだそうだ。肩甲骨あたりも何だか柔らかくなり、上半身がポカポカしてくるのを感じる。私のように長時間パソコンに座っている人、首コリ、肩コリがある人にもおすすめ。
脇腹が伸びる“三角のポーズ”5回
両足を大きく広げて三角形の形を作り、手をぐーっと真っすぐ伸ばすポーズ。ヨガ初心者の私もたびたび見かけるポーズなので、これも簡単そうだ。
HOW TO
- 大きく足を開いて、かかとはペタッと床につける。片方の手はひざに、もう片方の手は上にまっすぐ伸ばす。
- 右足のつま先を外側に向けて、そのまま上体を傾ける。この時、脇腹あたりがぐーっと伸びているのを感じて。
- そのままの状態で30秒キープ。
- 息をゆっくり吸いながら姿勢を戻して、反対側も同様に行う。
これは上半身だけでなく下半身の筋肉も伸びるのでかなり気持ちいい。普段使っていない脇腹の筋肉を意識することで、からだのめぐりがよくなっているように思えるし、からだ全体が軽くなったよう。ただ、つい息を止めてしまうので深い呼吸は忘れないようにしたい。個人的には頭まで軽くなった感じ。
ベッドでできる“ワニのポーズ”5回
このポーズはベッド上で、しかも寝たままでできるというビギナーにはおすすめのヨガポーズ。からだをぐーっと大きくねじるポーズなので、とにかく気持ちがいい。
HOW TO
- 仰向けで寝る。
- 右ひざを持ち上げ、息をゆっくり吐きながら右ひざを左側に倒して、からだをねじる。
- 両手を広げて、右肩を床につける。
- 目線を右手の遠くにおき、ゆっくりと呼吸をする。
- 仰向けに戻り、反対側も行う。
友人が言うには、ウエスト周辺をねじることで内臓が活発になりお通じも良くなるとか。また、腰まわりのこわばった筋肉がほぐれるので腰痛にも一役買っているそう。からだが硬すぎてストレッチするのもしんどい私でも、このポーズは簡単にできた。
ヨガというとなかなか敷居が高く感じるが、今回紹介したポーズはいずれもからだを伸ばしたり、ひねるというストレッチのような動作なのでどれも簡単。ポイントはゆっくりと呼吸をすること、無理をせず気持ちいいと感じる姿勢で行うこと。また、過度な負担は逆効果なので、無理をしないことも肝心だ。
▼夏目 円 プロフィールはこちら
(※外部サイトへ移動します)
美容ライター
夏目 円