睡眠と子育て

子どもが夜眠る前にテンションが高くて眠れない!その理由と眠るポイントは?

毎日お子さんの寝かしつけをされているママ・パパ、お疲れ様です。子どもが眠ったらどんなにかほっとしますね。また、少しご自分の時間を持てることでしょう。
ですが、早く寝てほしいと思えば思うほど、子どもはなぜか眠らないものですね。

寝かしつけに1時間から2時間もかかってしまうという方もいるのではないでしょうか。
また、眠るまでにテンションがなぜか高くて、まずはお布団に横にさせるのが大変だと仰る方もいるでしょう。

そもそもなぜ子どもは眠る前なのにテンションが高くなってしまうのでしょうか。
どうしたらすーっと早めに眠りについてくれるのでしょうか。

コツやポイント、子どもの心のメカニズムをご紹介します。

眠る前にハイテンションになるのはなぜ?

一日を元気いっぱいに過ごして、夜はとても疲れているはずなのに、なぜ子どもはおとなしくお布団へ入って眠らないのでしょうか。
その理由をひも解いてみましょう。

まだまだ遊び足りない

一日中遊んでいたじゃない?と思うかもしれませんが、子どもは目を閉じて意識が遠のいていくその瞬間まで遊んでいたいもの。幼稚園や保育園、学校でたくさんの時間を過ごしてきてもまだまだ物足りなさを感じているのです。

たくさん遊んで、おうちへ帰ってきてからも遊んでいたのに?と思うかもしれませんね。

子どもにとってはある程度の年齢までは、切り替えて生活をするということは高度なこと。
眠る時間だからといって、眠るスイッチが入るわけではないのですよね。

もっとママやパパと接したい

小さなお子さんも小学生になっても、ママやパパと接する時間が少ないと、物足りなく感じ心や体が満たされない思いになります。
そんな時は、食事を嫌がったり、お風呂や歯磨きを嫌がったり、着替えや眠るのをいやがttリします。

生活上しなくてはならないことを、全て嫌がるのは甘えたい気持ちの表れでもあります。
もっとママやパパと遊びたい、お話したい、スキンシップをしたいと思っているのです。例えば小学生くらいになっても眠る前にハイテンションだったり、生活面の切り替えができない場合は、やはりママやパパともっと接したい・お話したいサインということもあります。

ママやパパもお疲れですし、子どもは遅く眠れば朝起きなくなってしまうので、早く色々なことを済ませ、さっと眠ってほしいと思うのが普通のことでしょう。

夕方から眠るまでは、一日の中でも忙しさと疲れのピークですね。
そんなときに、嫌がられたりふざけたり、遊びたがると、どんなにか疲れが増しイライラするかもしれません。

一体どうしたら良いのでしょうか。後ほど対応策を一緒に考えましょう。

とにかく眠るのがイヤ!

遊びたい・ママやパパと接し足りないという理由のほか、本当に眠くない、眠るのが嫌だという気持ちの子どももいます。そこでハイテンションになってあそんだりふざけたりしてしまうのですね。

眠くないのは、日中にお昼寝をした日や、ドライブ中に車の中で少し眠った日、雨であまり体を動かしていない日、逆に疲れすぎて頭がさえてしまっている日などでしょう。

また、眠るのが嫌だという子どもの気持ちもありますね。
子どもは赤ちゃんの頃から、眠るということは目を閉じ意識が遠のき、ママやパパと離れてしまうという不安があります。

赤ちゃんのときは、「寝ぐずり」といって眠いのに眠ることができずぐずったり泣いたりしますね。赤ちゃんから子ども時代へと成長すると、寝ぐずりはありませんが、寝たがらなかったり、眠くないと言ったり、ハイテンションになったりして、眠ることを拒んでいるのです。

眠ることの恐怖心、もったいなさ、ママとパパともっと一緒にいたい、遊びたい…

大人が思うよりももっと子どもの心は繊細で敏感なのですよね。

眠らないハイテンションの子どもへの対策とは?

それではココからは、どうしたらハイテンションの子どもを少しでも早く寝かせられるかを考えていきましょう。
子どものタイプによって合わない方法・合う方法があるかもしれません。
色々お試しくださいね。

眠る前に思い切り遊ぶ

ハイテンションなわが子を見ると、何とか落ち着かせたい・眠くさせたいと思うかもしれません。ですが、ハイテンションなときは体を思い切り使って遊んであげるのが意外と効果的です。
例えばベッドの上でくすぐりっこをする、お相撲ごっこをするなど、ママやパパとじゃれ合える遊びがいいですね。
笑って笑って疲れてきたら「さぁ、もうおしまい。ここからは眠る時間だからね。」とメリハリをつけます。
もしかしたら、「もう一回やろう!」と言ってくるかもしれません。
明日も遊ぶなら、今日はおしまい。明日しないなら、もう一回だけね、と何か約束をしましょう。

思い切りママやパパと笑い転げて遊ぶ

ゆっくり眠る

このメリハリはとても大切です。

眠るまでの間は、食事・お風呂・歯磨き・着替え・明日の用意など生活面での指示が多い時間帯です。一見子どもとかかわっているようですが、子どもにとっては遊びでの関わりではありません。

眠る前に思い切りお布団の上で遊ぶことで、少しずつ次は「眠る」というリズムができてきます。

時間を決めて絵本をたくさん読む

遊ぶのはママやパパも体力が必要ですし、ここまで、という線引きがむずかしく感じる人もいるでしょう。

そんなときは絵本がいいですね。
毎晩眠る前に2冊、少し大きければ児童書を10ページ読んだら、眠るという習慣をつけると、子どももこの後は眠るんだというスイッチを入れやすくなります。

絵本は子どもに選ばせるといいですね。選んでくる絵本が毎日同じ本でも良いのです。眠る前に子どもの気持ちをママやパパが優先させてあげていると、子どもが感じることが大切です。

自分とママ・パパだけの時間だと子どもが感じると、心も体も満たされ、寝入りやすくなることでしょう。

眠る30分~1時間前から眠る体制へ導く過ごし方をする

眠る前の時間はどうしてもバタバタしがち。忙しいママやパパも時間に追われ、自分の休む時間もなく過ごしていることでしょう。

  • 子どもが眠る時間の30分くらい前から、家全体の照明の明るさを落とし気味にする
  • テレビを消す
  • お風呂は眠る1時間以上前に済ませておく(子どもは体温が高いので入浴後するは寝入りにくい)
  • おもちゃは片付け、絵本を読む、一緒にごろんとしてお話をするなど、ゆったり過ごす
  • 15分でも良いので、子どもと話す時間を作ってあげる。スマホなどを見ず目を見て聞く。

毎日でなくても、時折このように接してあげると、子どもは眠るんだなと心の準備ができるので、テンションが高くならず落ち着くでしょう。
できることからトライしてみませんか。

たまにはそのまま放っておいてもOK

ママやパパも疲れている日々に、なかなか子どもの時間を作るのはむずかしいかもしれません。けれど、子どもの眠りは翌日だけではなく将来の様々な体調や体質、病気などにもつながっていく大切な時間です。

早寝早起きができること、お休みの日でも決まった時間に眠って起きることがリズムを保つために大切です。

けれど、なかなか子どもと過ごす気になれない日もありますね。
そんなときは、ハイテンションにしていても放っておいて大丈夫ですよ。
たまになら、そのままにしていても疲れて一人で眠るはず。
早く寝かせなくちゃと気負わなくても大丈夫です。
良くないのは、眠る前はいつも子どもが怒られたり怒鳴られていること。
力を抜いて、放っておく日があってもいいのです。

ママやパパと遊びたい気持ちをちょっとだけ理解してあげよう

毎晩子どもがハイテンションな場合の理由と、子どもの気持ち、その対策についてお話しました。

子どもは眠る時間など関係なく遊びたいのです。特にママやパパと遊んだりお話したりスキンシップをしたいのです。
小学校低学年くらいまでは、このような対応を大切にしてあげたいですね。

眠る前にハイテンションなときは、遊びたいのだな、眠くないのだな、頭がさえているのだな、少し寂しい物足りない気持ちなのだな、ととらえてあげましょうね。

筆者プロフィール

炭本 まみ

北海道生まれ北海道育ち。保育士として10年勤務し、今は高校生と中学生を育てるママ。保育士資格・幼稚園教諭免許・発達障害コミュニケーション指導者資格を保有。アウトドア記事や旅行記事、保育士や保護者向けのコラムを執筆中。未だに子育てに行き詰ることはあるものの、子育て記事を執筆しながら、自分自身の子育ても振り返る日々。趣味はキャンプと旅行とカメラ。
北海道生まれ北海道育ち。保育士として10年勤務し、今は高校生と中学生を育てるママ。保育士資格・幼稚園教諭免許・発達障害コミュニケーション指導者資格を保有。アウトドア記事や旅行記事、保育士や保護者向けのコラムを執筆中。未だに子育てに行き詰ることはあるものの、子育て記事を執筆しながら、自分自身の子育ても振り返る日々。趣味はキャンプと旅行とカメラ。

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