睡眠と子育て
子どもを寝かしつけしていたら必ず寝落ち!何とか起きる方法とは?
子育てに忙しい時期は、子どもが眠っている時間帯しか家事ができなかったり、自分の時間を持てなかったりしますね。
子どもを寝かしつけているときは、子どもが寝たらあれも、これも、しよう!と頭の中で考えを巡らせている方が多いのではないでしょうか。
なのに、子どもの寝かしつけをしながら自分も朝まで眠ってしまうという経験はありませんか。子育てに家事に、それに加えてお仕事を持っているママ・パパなら尚のこと、お疲れなのですから眠ってしまうことも多いでしょう。
疲れは少し取れるかもしれませんが、子どもが眠ったらしようと思っていた家事や自分の時間はなくなってしまいますね。
一体どうしたらよいのでしょうか。
様々な方法で寝かしつけ後の時間を確保するために、なんとか起きる方法や、様々な考え方をご紹介しましょう。
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子どもの寝かしつけからリビングへ戻るためにできることは?
子どもの寝かしつけのときは、日頃の疲れからついつい一緒に眠ってしまうこともありますね。
翌朝起きて、食器洗いや洗濯ものたたみ、子どもの保育園や幼稚園の連絡帳の記入など、様々なママとしての仕事のほか、パソコンでインターネットをしたり、お買い物を楽しんだり、テレビドラマを見たり、パパとお酒を飲むなど、様々なプライベートの時間も必要でしょう。
けれど、眠ってしまった場合は自分の時間がなく一日が始まり、ストレスが溜まったり後悔の気持ちが高まったりするのではないでしょうか。
かわいいわが子とくっついていると、安らぎ、一緒に眠りたくなってしまいますが、なんとか寝かしつけを終えてリビングへ戻る方法はないのでしょうか。
1.寝かしつけのときは横にならず、座って寝かしつけをする
子どもがまだ赤ちゃんで母乳を卒業していいない場合は、母乳をあげながら寝かしつける「添え乳」が必要な子どももいるでしょう。
その場合はしばらくの期間はママも横になって寝かしつけるほかありませんね。
または、抱いて母乳をあげながら寝かしつけ、眠ったらお布団に寝かせる方法でもよいかもしれません。
ただ、こうすることで目覚めてしまう赤ちゃんが多いので、むずかしいかもしれませんね。
2歳になる頃には、母乳を卒業していることでしょう。少しずつ横になることから、お布団やベッドの横に座って、寝かしつける方法へと移行してみましょう。
体や頭をなでてあげたり、絵本を読んであげたり、背中やおなかをトントンすることでねいる習慣がつけば、寝つきが早くなり、寝かしつけにかかる時間も短縮されますよ。
母乳を卒業したら、早い段階からトライしてみてください。
これならママも眠ってしまうことがなくなるでしょう。
2.スマホのマナーモードで目覚ましをかけておく
スマートフォンをマナーモードにして、子どもがいつも寝付く頃に合わせて目覚ましを掛けておきましょう。くれぐれも音が鳴らないように気を付けましょうね。
枕元やお布団の上よりも、手に持っている方が目覚ましに気づきやすく、また、振動で子どもを起こす心配もありません。
または、ワイヤレスイヤホンを耳に着けておいて目覚まし時計の音が鳴るように設定しても良いですね。これなら音で起きられますし振動も止められ、子どもにも聞こえることなく起きられるのではないでしょうか。
3.パパに起こしてもらう
ある程度の時間になったらパパに起こしてもらう方法も良いでしょう。
その際は、
- 小さな声で、そばで体を揺り動かすなどして起こしてもらう
- ドアをそっと開けてゆっくり様子を見て子どもが寝ているようなら起こしてもらう
- パパにスマホへ電話してもらう・メールをしてもらう
などの方法でお願いしましょう。
男性は意外と、子育てのことはわからないものです。
「ママ―起きてー」と大きな声で起こしてくれたり、まだ子どもが寝ていないのに起してくれたりし、子どもも元気いっぱいにめが覚めてしまうこともあります。
4.寝かしつけながら子どもに見えないようにスマホを見る
子どもとの絵本の読み聞かせや、ちょっとしたお話が終わったら、「さぁもう寝るよ」と言ってお話をしないようにします。
子どものそばに体を寄せて横になり、トントンをしない手にスマホを持って画面の明るさを落とし、マナーモードにした上で、子どもの顔に光が届かないようスマホにタオルを
掛けたり枕の陰にして持ったりし、スマホを閲覧しましょう。
子どもに見つかると一緒に見たがるので、見つからないように気を付けましょうね。
子どもを寝かしつけていてもスマホを見ていればあまり眠気を感じずに横になっていられるかもしれません。
5.思い切って子どもと一緒に寝てしまう
本当は子どもと一緒にママやパパも一緒に眠り、朝は早く起きるという生活がいちばん理想的です。
ママもパパも毎日のお仕事や家事・育児で相当疲れているはずです。
夜にする家事や自分の時間を持つことはとても大切なことですが、時には子どもと一緒に眠ってしまいましょう。
子どもと一緒に朝まで眠るメリットとポイント
子どもと朝まで一緒に眠ることで、子どもは安心し夜泣きや途中で目覚めることは減っていきます。また、親の寝息や匂い、存在を感じて安心して眠りにつくでしょう。
ママやパパも子どものかわいらしさや愛おしさ、子どもの体温や寝息に癒され寝つきが良くなりぐっすりと朝まで眠れるはずです。
親子で一緒に眠ることで体の疲れが取れ、早起きもできることが最大のメリットです。
では、これまでしていた夜の家事や、翌日の準備、自分の時間の確保や夫婦の時間はどうしたらよいのでしょうか。
家事は食事をして食器を洗う、子どもをお風呂に入れるなどしたら、眠ってしまい、翌朝早起きして行うのはいかがでしょうか。
朝に洗濯をしたり、洗濯物を干したり、食器を洗ったり、予定の確認をしたり、子どもが起きてくるまでゆっくりとお茶を飲んだりすることができますよ。
子どもは朝はなぜか親が離れてもぐっすりと眠り、なかなか起きないものです。
朝方の生活に変えてみると意外と自分の時間ができるはずです。
子どもが一人で眠るのは4歳から小学校1年生を目安にしよう
そうはいっても、なかなかむずかしい、一度眠ってしまうと起きるのが億劫になるなど、疲れが溜まっているママ・パパには眠気には勝てませんよね。筆者もそうでした。
けれど、添い寝をしないと眠れない時期はそう長くは続きません。また、ママやパパから一人で子どもが眠る習慣をつけてあげることも可能です。
例えば、4歳くらいからは、絵本を何冊か読んだら「じゃあ、おやすみね。」と言ってその場から離れるのです。お部屋を暗くして静かに横になれば子どもはあっという間に眠れるようになります。
初めは愚図つく子どもがいるかもしれません。急に明日からそうするのではなく、お布団やベッドの横に座り、眠りそうだな、寝付いたなと思ったら離れてみましょう。
慣れてくると親が離れたと子どもが気づいても、愚図らず眠れるようになりますよ。
子どもの自室がまだ無い場合でも、大丈夫です。
リビングと寝室が近いのであれば、小さくテレビをかける、小声で夫婦で話すなどの音がるすことでママ・パパがそばにいると安心するものです。
トライしてみてくださいね。
一人で寝かせるときに気を付けるポイントは?
一人で寝かせることになると、室温や布団、パジャマなど、良質な睡眠を持続できる環境の設定が大切になります。
4歳くらいであっても、顔回りにバスタオルやハンカチを置かないこと(窒息防止)、ストーブや暖房などの熱のあるものは、布団に近づけずなるべく離すこと、エアコンをかけて室温を下げ過ぎないことです。
また、子どものパジャマは着せすぎないことも大切です。子どもは体温がもともと高いのですが、眠るとさらに体温が上昇します。お布団をいくらかけても蹴り飛ばす、おなかを出して寝るという子どもが多いのは、掛け過ぎ・着せすぎが原因です。
ちょっとだけ室温を下げ気味にすれば、朝までお布団や毛布をかけて眠れるはずです。
子どもに添い寝が必要なくなり、一人で朝まで眠れるようになれば、またママ・パパにも自分の時間や家事を片づける時間ができ、ゆったりと休めるはずです。
子どもの睡眠の自立についてご両親で話し合ってみましょう。
まとめ
子どもを寝かしつける際に、朝まで一緒に眠ってしまうという悩みは、大変多く、朝起きてがっかりと肩を落とすママ・パパが少なくありません。
ですが、本当は子どもとママ・パパが川の字になって眠るのが理想的であり、子どもも親も双方で安心して眠れるはず。子どもも安心して健やかに成長することでしょう。
ですが忙しいママ・パパはそうも言っていられませんね。
色々な方法をご提案しました。ぜひとも実践してみてください。
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筆者プロフィール
炭本 まみ