睡眠と子育て

「寝かしつけ」もうやめたい…! 一体いつまですればいいの? 楽に寝かせる対処法も!

子どもの寝かしつけは、時間がかかる場合とてもストレスになりますね。なかなか寝てくれないとイライラしたり、一緒に朝まで眠ってしまったりするかもしれません。

子どもの寝かしつけは何歳くらいまでした方がいいのでしょうか。また、よい寝かしつけの方法はないのでしょうか。

一体いつまで続くの?とやめ時やゴールの見えない「ねかしつけ」について、様々なことがらや方法をご紹介しましょう。

添い寝っていつまで? 何歳で卒業していいの?

早ければ生後0か月から添い寝をしてきたかもしれない、ママやパパ。特にママは授乳や夜泣きが続くため、添い寝をしている時間も期間も長いことでしょう。

添い寝は癒される反面、なかなか眠らない子どもにイライラしたり、まだ家事や仕事が終わっていないため時間に追われていたりすることもあり、できれば一日も早く一人で眠ってくれないかなと思う方が多いのではないでしょうか。

添い寝は、何歳になったら卒業し、一人で寝かせても良いという期間は特に決まっていません。また、大まかな目安も特にありません。子どもが必要とすればまだ必要な期間ということになります。

そんな時は、例えば3歳までは一緒にお布団に入ってママやパパも横になり寝かしつけをする、4歳からは子どもの横に座って寝かしつけをする、5歳からは寝室に一緒に行き絵本を何冊か読んだら「おやすみ」と言って一人で寝かせるなど、少しずつ距離を離していくという方法もあります。

ただ、子どもが嫌がったり、寝付いても途中で覚醒し起きてきたり、夜泣きをするようならまだ少し不安があるのかもしれません。

そんなときは、しっかり寝付くまで寝かしつけをしてあげるようにしましょう。

ママやパパは大変ですが、子どもは睡眠時間を持続して10時間以上取ることは今度の成長過程において非常に大切なことなのです。
どうか優しく添い寝してあげましょう。

寝ないのは遊び足りないから。絵本などを活用しよう

寝かしつけといってもお布団やベッドに横になるまでが騒いで大変、寝たがらない、ママやパパが横になっても部屋の中をうろうろしているなど、様々な様子の子どもがいるでしょう。

眠らないのには、理由がありますね。

  • まだまだ遊び足りない
  • ママやパパと一緒にいたい、おしゃべりしたい
  • 眠るとママやパパと離れてしまうようで不安

などが理由としてあげられます。

眠る前は、1時間以上前にお風呂を済ませ、あまり激しく体を動かすような遊びは避けましょう。また、室内の照明の明るさを下げたり、テレビやラジオ、パソコンやスマートフォンの灯りも消して光の刺激を少なくしましょう。

少しずつ体を眠るモードへ切り替えることで、体も眠りの態勢へ向かいます。子どもも目をこすったりあくびをするなど、眠いサインが出てくるはずです。

家族やぬいぐるみ、おもちゃなどにおやすみなさい、の挨拶をしてまわるのも効果的ですよ。

ママも家事を切り上げ一緒に寝て早起きするという方法も

寝かしつけしながら一緒に横になり、気づいたら夜中や朝だった……。というご経験はないでしょうか。ママやパパも一日働きお疲れですね。

食事とお風呂を済ませたら、家事や諸々のことは翌朝にし、子どもと一緒に寝ませんか。

夜子どもと一緒に眠ると、子どもも朝まで安心して眠るでしょう。
また、様々な家事などを朝時間にシフトすることで、体が休まり早寝早起きで健康的な生活になりますね。

なかなか難しいかもしれませんが、思い切って生活リズムを変えてみると、寝かしつけというより一緒に眠れば良いので、ストレスがかなり軽減するはずです。

寝かしつけはパパにお願いし、その間にママの時間を確保

寝かしつけは思い切ってパパ一人にやってもらうのはいかがでしょうか。
お仕事の帰りが遅くないのであれば、お風呂からはパパにバトンタッチし、寝室にはパパと子どもで行ってもらいましょう。

パパの寝かしつけに慣れれば、普段もパパとたくさん話したり遊んだりと更に仲良しになるはずです。

その間は、ママはゆっくり家事を済ませ、お茶を飲んだりテレビを見たりと自分の時間を持つことができるので、ストレス解消にもなるのではないでしょうか。

初めは、パパが毎日がむずかしければ、週末だけ・一日おきなどでトライしてみても良いでしょう。

小学生でも添い寝が必要な子どももいる

寝かしつけは小学校の1年生くらいから必要なくなる子どもが多くなってきますが、必要か不要かは個人差があり、その子どもによって違います。

小学校の中学年でも寝付くまではママやパパがそばにいてほしいと言う子どももいます。

小学生になったのに、もう小学生なのだからと拒むことはせず、そばに座ってあげたり、眠る前に少しおしゃべりをしたり、小学生向けの本を一緒に読むなど、親子の時間を持ってあげると安心して眠れることでしょう。

小学生とはいえまだまだ子ども。
学校ではお兄さん・お姉さんになり、一生懸命に集団生活を送っているのです。
ママやパパに甘えたい気持ちを拒否することなく、受け止めてあげることで、また明日も学校を頑張れることでしょう。

小学校入学を機に子どもと話し合ってみませんか

とはいえ、ママやパパも大変ですね。
ひとつの機会として、保育園や幼稚園の卒園の時期になり、小学校への入学が近くなった頃がチャンスかもしれません。子どもと眠り方について話し合ってみてはいかがでしょうか。

  • もうすぐ小学生だから
  • 勉強机など置いた自分の部屋があるから
  • お兄ちゃん・お姉ちゃんになるから
  • 練習から始めよう
  • お泊り会したから、明日からおうちでも一人で眠ってみようか

などと、子どもに話してみましょう。
それでも不安を示したり、夜中に起きてきたり、おねしょを繰り返すようであれば、不安や寂しさの現れかもしれません。
少し眠るまでそばにいてあげるようにしましょう。

段階を踏んで少しずつ距離を離すのが良いかもしれません。

個人差を理解し、安心して十分眠れるようにしてあげよう

子どもの寝かしつけはママやパパにとって大変なストレス。一体いつまですればいいの?と嘆きたくなりますね。

今回は寝かしつけについての基本的な考え方と、子どもとの距離の取り方について保育士がお話しました。

繰り返しになりますが、子どもが安心した環境の中で十分な睡眠を確保することは非常に大切なことです。今後、知的・情緒的に成長していく土台になる脳を形成します。
安心して眠れる環境は、子ども一人ひとり違います。
一人で眠れる子もいれば、やっぱりママやパパがそばにいないと安心できない子どももいます。

ご自分のお子さんに合わせた対応をしていきましょう。

筆者プロフィール

炭本 まみ

北海道生まれ北海道育ち。保育士として10年勤務し、今は高校生と中学生を育てるママ。保育士資格・幼稚園教諭免許・発達障害コミュニケーション指導者資格を保有。アウトドア記事や旅行記事、保育士や保護者向けのコラムを執筆中。未だに子育てに行き詰ることはあるものの、子育て記事を執筆しながら、自分自身の子育ても振り返る日々。趣味はキャンプと旅行とカメラ。
北海道生まれ北海道育ち。保育士として10年勤務し、今は高校生と中学生を育てるママ。保育士資格・幼稚園教諭免許・発達障害コミュニケーション指導者資格を保有。アウトドア記事や旅行記事、保育士や保護者向けのコラムを執筆中。未だに子育てに行き詰ることはあるものの、子育て記事を執筆しながら、自分自身の子育ても振り返る日々。趣味はキャンプと旅行とカメラ。

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