眠りと寝具の4コマまんが
冬の羽毛布団の違いと選び方1&2:詰め物の量をチェック
睡眠や寝具について、4コマ漫画形式でお届け。
今回は『冬の羽毛布団の違いと選び方』について、合計5回に分けてご紹介します。
<登場キャラクター>
名前:じぶんまくらちゃん
オーダメイド枕・じぶんまくらが、ある日突然動くようになった…。
足の間に見える『じぶんまくらタグ』がチャームポイント。ちなみに非公認キャラ。
名前:きのさん
寝具店で9年働いた経験を持つ、眠りが大好きなwebライター。アイマスク・パジャマを愛用。
冬の羽毛布団を買う前に
冬の羽毛布団を買いたい時、値段が異なる羽毛布団がたくさん売られていて、何が違うのかわからなくて困ってしまいますよね。
とりあえず手頃な価格のものを、という理由で選んでしまうと、思っていたものと違う場合も。
冬の羽毛布団を探す前に、知っておいて欲しい基本的なポイントは、おおまかにわけて3つあります。
羽毛布団を選ぶポイント3つ
- 詰め物の量
- 羽毛の割合とダウンパワー
- 布団の生地とキルト(縫製)
各ポイントごとに、詳しくご紹介します。
羽毛布団の詰め物の量
冬用は『1.0kg以上』を選んで
春夏秋冬や寝室環境に合わせて選べるように、羽毛布団は4タイプに分かれています。
各タイプは中に入れる『詰め物の量』が異なります。
羽毛布団の種類
- 肌掛け(はだかけ)・ダウンケット
- 詰め物の量がシングルサイズで約0.3kg前後。薄めなので、春夏や毛布と重ねて秋口などに
- 合掛け(あいがけ)
- 詰め物の量がシングルサイズで約0.8kg前後。春や秋の冷えが気になる頃に向いている
- 本掛け(ほんがけ)・厚掛け(あつがけ)
- 詰め物の量がシングルサイズで約1.0kg以上。寒さが増す頃や冬に向いている
- 2枚合わせ(二枚重ね)
- 肌掛けと合掛けの羽毛布団を重ねて使ったり、それぞれ1枚ずつ使うなど調整して、年中使えるタイプ。少し重く感じやすい
詰め物の量で、羽毛布団の保温性(暖かい布団内の空気を保つ性質)が変わるため、冬の羽毛布団は『シングルサイズで1.0kg以上』の詰め物が入っていることを確認しましょう。
充填量と表記されている場合もあります。
商品パッケージのラベルや、布団の側面に縫い付けられている品質表示タグなどに表示されています。
詰め物の量が多く使っている羽毛布団の方が、高値になる傾向があります。
ご予算と寝室の環境、寝具の組み合わせや使い方、体感に合わせてお選びください。
詰め物の量『1.0kg』は暑がりの方に
暖房を強めに使ったり、暑がりの方、集合住宅などで寝室内の温度が高めなど、保温性がありすぎて暑苦しく感じてしまう場合は、1.0kgを目安にご検討を。
詰め物の量『1.1~1.2kg』が理想的
一般的に冬に使う羽毛布団は『1.1~1.2kg』の詰め物の量が理想的です。
詰め物の量『1.3kg以上』は高品質羽毛布団
寝室内の温度が低く、暖房をあまり利用しない場合は、詰め物の量が『1.3kg以上』ある羽毛布団をご検討ください。
詰め物の量を選ぶ目安は、『ダウン率・ダウンパワー』も関わってくるためあくまでも目安です。
寝室環境やその他の寝具との組み合わせ、空調の強弱や体感などによっても異なります。
『ダウン率・ダウンパワー』については3回目で詳しくご紹介します。
ポイント1:詰め物の量『1.0kg以上』
冬の羽毛布団を選ぶ時に、まず確認していただきたいポイントの1つ目は、詰め物の量です。少ないほど価格が低めになるため、安さだけで選ぶと季節に合っていない羽毛布団の場合もあります。
筆者プロフィール
木野 いく