眠りの特集
じぶんまくらの洗い方~オーダーメイド枕・じぶんまくらの開発者がおすすめする洗濯方法~
今回はじぶんまくらの開発者・田中宏明専務が実践する、「じぶんまくら」の洗い方をご紹介いたします。
手順の流れ
- 1:浴室にお湯を張り、酸素系漂白剤をお湯4リットルに対して約30~40g溶かす
- 2:じぶんまくらを浸して押し洗いする
- 3:お湯を入れ替えて2回すすぐ
- 4:軽く水を抜き、洗濯機で弱めに脱水
- 5:晴天時に5時間ほど天日干し。または浴室乾燥機で「60度・約3時間」乾燥させる
各手順ごとに、詳しくご説明いたします。
じぶんまくらを洗う前に
中に詰めている素材が洗えるかを確認する
そば殻やパフタッチなど、洗えない詰め物(中材)がじぶんまくらに入っている場合もあります。
洗えない素材はじぶんまくらから取り出し、風通しの良い日陰で干して、湿気を発散させましょう。
(※洗えない素材が入っているかどうかは、お手数ですが店頭スタッフにお確かめください)
洗える中材はじぶんまくらに入れたままで
洗える素材の場合は、中に入れたまま丸洗いできます。
詰め物の量が多いと、乾くまで時間がかかる場合もあります。
高さ調節口のファスナーを閉めて
枕の中身を出し入れして調整する、じぶんまくら内部に付いている14ヶ所(頂のみ18ヶ所)のファスナーは、洗う前にしっかり閉めてください。
どの場所にどの素材がどれくらい入っていたかがわからなくなってしまうと、寝心地が変わってしまう原因となりますので、必ず洗う前にファスナーがしっかり閉まっていることをご確認ください。
洗濯機洗いは避けて
じぶんまくらを洗濯ネットに入れて、洗いから全自動で洗うことはできますが、手洗いの方をおすすめします。
手洗いをすすめる理由は2つあります。
- 1:洗濯機が多種多様化しており、じぶんまくらの損傷を招く恐れがあるため
- 2:汚れをよりきれいに取り除くことができる
お時間のある時に、ぜひ手洗いで洗ってください。
手洗い前の準備
浴槽にお湯(40度くらい)を張る
浴槽に溜めるお湯の量は、じぶんまくらが浸るくらい。
酸素系漂白剤をお湯に溶かす
オキシクリーンなどの酸素系漂白剤を、お湯4リットルに対して30~40グラムくらいが目安です。
酸素系漂白剤は液体系より粉末系の方が、よりしっかり汚れを落としてくれるのでおすすめ。
洗剤の量は汚れに合わせて加減してください。
ゴム手袋を必ずつけて
じぶんまくらを押し洗いする時は、肌荒れを防ぐためにゴム手袋をつけて行ってください。
じぶんまくらを手洗いする
じぶんまくらを酸素系漂白剤が溶けたお湯に浸す
ひどい汚れや黄ばみなどが気になる場合は、約30分ほどつけ置きしてから洗うと落ちやすくなります。
じぶんまくらがお湯に浸るように押し洗いする
じぶんまくらの表と裏をひっくり返しながら、ゴム手袋をはめて押し洗いをする。
酸素系漂白剤が溶けたお湯に、じぶんまくらの内部までしっかり浸るように、何度も枕を押しましょう。
じぶんまくらの中に空気が入っているため、どうしてもお湯に浸からず浮いてきてしまう場合があります。
その場合はじぶんまくらの側面ファスナーを開き、じぶんまくらを開いた状態で押し洗いしてください。
内部までしっかりお湯が入り、汚れを落としやすくなります。
じぶんまくらを足で踏んで押し洗いする方法は、生地を傷めてしまう可能性があります。
長くじぶんまくらをご愛用いただくためにも、手洗いをおすすめいたします。
じぶんまくらをすすぎ・脱水・乾燥させる
押し洗いが終わったら、浴槽のお湯を流す
じぶんまくらを十分に押し洗いできたら、まず汚れた浴槽内のお湯を抜いて流します。
すすぎは2回がおすすめ
もう一度お湯または水を浴槽内に溜めて、じぶんまくらを押し洗いして、中まで水を浸透させます。
おすすめは2回、お湯や水を入れ替えて、薬剤と汚れをすすぎます。
洗濯機で弱めに脱水
じぶんまくらをすすぎ終わったら、必ず洗濯用ネットに入れて、洗濯機で弱めに脱水させます。
脱水時間の目安は約9~10分ほどですが、ご使用の洗濯機によっては、脱水は短めにした方が生地を傷めない場合もあります。様子を見ながら脱水を行ってください。
晴天で4~5時間ほど干す
脱水が終わったら、じぶんまくらの側面ファスナーを開きます。
中に付いている3箇所の固定用ループに竿を通して吊るし、風通しの良い場所で約4~5時間ほど干して乾かしてください。
外に干せない日や住宅環境の場合は、浴室乾燥がおすすめ。
乾燥温度60度くらいの設定で、約3時間ほどが目安です。
中に入っている詰め物(パイプなど)の内部などに湿気が残ったり、生乾きになるとニオイやカビの原因にもなってしまいますので、じぶんまくらに触れてみて、しっかり中まで乾いているかどうか確認を。
乾ききっていない場合は乾燥時間を延長してください。
じぶんまくらを洗う頻度は?
1年に1~2回くらい
乾燥したじぶんまくらは、洗う前よりも厚みが増したように見えることも。
じぶんまくらが低くなる理由は、トップ層に入っている粒綿のヘタリだけではなく、汗などの湿度によるヘタリの場合も多いのです。
じぶんまくらのヘタリが気になる方は、定期的に枕を干したり、朝起きたら枕を立てかけるなど湿気を逃す工夫を。
枕カバーをこまめに洗い替えをすることも予防につながります。
じぶんまくらを洗いすぎても生地が傷みやすくなりますので、ご注意ください。
じぶんまくらを洗えない場合は?
浴室乾燥機がなかったり、曇りや雨が続く時期など、じぶんまくらを洗えない場合は、防水タイプの枕カバー「ピロープロテクター」をインナーカバーとして取り付けることをおすすめします。
じぶんまくらがおすすめする、防水枕カバー「ピロープロテクター」がこちら
吸水性・防水性・透湿性の3つを備えている枕カバー。
機能性が優れている代わりに、生地が少しゴワゴワとかための肌触りなのが気になる場合も。
じぶんまくらにピロープロテクターを装着したら、さらにその上にお気に入りの枕カバーや枕パッドを付け、そちらを毎日取り換えて洗う使い方をおすすめしております。
番外編:枕カバーのニオイ対策
じぶんまくらの枕カバーを毎日替えていても、ニオイが気になる枕カバーがある時は、重曹や酸素系の洗剤で枕カバーを洗いましょう。
ニオイが気になる枕カバーの洗い方
- 1:洗面器などにぬるま湯(手を入れてあたたかいと感じる程度)を張り、重曹を大さじ1~2杯くらい入れる
- 2:重曹が溶けたら、枕カバーを約30分つけ置きする
- 3:いつも通り、洗濯機で洗う
肌や髪を乾燥から防ぐ「皮脂(ひし)」は、皮脂腺から毛や表皮に分泌される油脂状の物質で、布団や枕に付着するとニオイや黄ばみの原因になることも。
枕は肌や髪に触れる時間が長いアイテムなのですが、洗うには手間がかかってしまいますし、乾ききらずにニオイやカビが発生する可能性も気になります。
だからこそ枕カバーを付けて使い、こまめに枕カバーを洗ってニオイを防ぐ方法がおすすめです。
じぶんまくらは浴槽で手洗いして、十分に乾燥を
じぶんまくら開発者が実践する「オーダーメイド枕・じぶんまくら」の洗い方をご紹介いたしました。枕を洗う以外にも、湿気がこもらないように定期的に干す、枕カバーを毎日替えて洗う、防水タイプのインナーカバーを付けることも、寝心地を保ちやすくするためにおすすめ。お時間のある時にぜひお試しください。
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筆者プロフィール
木野 いく