美容と睡眠
“夏枯れ肌”を防ぐために、今からはじめるスキンケアとは?【睡眠と美容を磨く旬レシピ】
みなさん、こんにちは。美容ライターの夏目 円です。長年の美容経験をもとに、美容や健康にまつわる情報をお届けします。まだまだ暑い日が続いていますが、そろそろ次のシーズンに向けて肌のお手入れを強化する時期です。そこで、今回は今の時期に起こりやすい“夏枯れ肌”をケアする方法をご紹介します。
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乾燥、ごわつき、くすみ、たるみなど……、肌トラブルが多発!
夏枯れ肌とは、ひと夏を過ごして肌が疲労している状態を言います。乾燥、ごわつき、くすみ、シワ、たるみといった肌トラブルが起こやすく、この時期は肌のエイジングを感じやすくなります。原因としては複数ありますが、やはり紫外線によるダメージが大きく、日焼け止めをや日傘などで紫外線から肌を守っていたとしても、知らず知らずのうちに肌に疲労(ダメージ)が蓄積されています。
今年の夏はとくに暑く、5月ごろから夏日もありましたね。となると、すでに4カ月はこの過酷な状況を過ごしています。気候変動からか、1年のうち1/3が強い紫外線にさらされていると考えると、恐ろしいですね。
肌に負担が少ない、角質ケアってどうするの?
では、さっそく夏枯れ肌のケアをはじめましょう。最初に行うのは角質ケアから。肌のリズム(ターンオーバー)を整えるために、肌の表面に蓄積された古い角質や汚れをまずはしっかり落として、クリーンにします。ただこのとき、肌に負担のかかる刺激の強いスペシャルケアをするのがNG。肌が疲労している状態は、過度な刺激は負担になりますから、やさしく角質ケア。おすすめは、細かい粒子のスクラブが入った洗顔料、もしくは、サリチル酸、グリコール酸が配合された化粧水や美容液でお手入れをします。
角質ケアは肌質や状態に合わせて行うものですから、毎日する必要はありません。とくに肌が敏感な方は肌に赤みやひりつきが起こらないかを確認しましょう。顔は避け、首すじや腕などにつけてパッチテストをしてからお手入れを。敏感肌でない方もこの時期は肌が乾燥していることが多いので、角質ケアが負担に感じることもあります。1週間に1回からはじめて様子をみてください。
潤いをチャージする化粧水は、プチプラで十分!
角質ケアをすると肌表面にムダなものがなくなるので、次に使う化粧水の浸透がスムーズになります。夏枯れ肌はとにかく肌が乾燥していますから、肌の角層のすみずみまでたっぷり潤いを与えることが肝心です。
セラミドやヒアルロン酸など保湿成分が配合された化粧水を使います。500円玉大を手のひらにとり、両手を使って肌に押し込むようにやさしくハンドプレスをしながらなじませましょう。手のひらの温かさによって肌なじみがよくなりますから、顔にのせる前に手をこすりあわせて肌を温めておくのもおすすめです。
できれば1回だけではなく、2回、3回と重ね付けします。ケチらずたっぷりと使いたいので、プチプラの化粧水がおすすめ。肌ラボ、MUJI、ちふれ化粧品などの化粧水はクオリティが高く、なおかつお手頃な値段なので惜しみなく使えます。もちろん、化粧水の代わりにシートマスクを使って潤いをチャージするのもアリです。
美容液&クリームは肌悩み別&成分で選ぶ
化粧水で肌が潤った後は、美容液で保湿力をさらにアップしましょう。美容液は肌悩みに合わせて選びますが、毛穴開きならビタミンC、くすみやシミ対策ならコウジ酸やハイドロキノン、たるみやシワならナイアシンアミド、コラーゲンに特化した美容液やクリームがおすすめです。高い効果を実感するためにも、ライン使いをするのがおすすめです。
そして、夏枯れ肌をリカバーするには、十分な睡眠が必要です。良質な睡眠をとることで、肌の修復が高まり、とくにエイジングサインが気になる方は質の高い睡眠によって、翌朝の肌コンディションに違いがでるはず!
今のうちからお手入れをはじめれば、秋にガクンと肌がマイナスになることなく、健やかな状態で過ごすことができます。
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