睡眠と子育て

秋から冬にかけて子どもの布団はどうしてる?子どもの快適な睡眠を保てる寝具とは?

小さな子どもは眠っているときもよく動くもの。お布団をいくら掛けてあげてもはねのけて眠っているお子さんも少なくないのではないでしょうか。

これからの季節は寒くなり、夜の冷え込みも強くなります。お布団をはねのけてしまうと手足やおなかの冷えが気になりますね。

子どもにとってどのような寝具がベストなのでしょうか。
子どもが快適に眠ることができる、秋から冬にかけての布団についてご紹介します。

子どもの体温は大人より高め。室温と衣類の調節をしよう

子どもは大人よりも体温が高く、活動していないときでも同様です。
特に年齢の小さな子どもは体温の調節がまだ未熟なため、体温の変動が大きく、一日の中でも体温が大きく変動しています。

暑い環境では体内に熱を取り込みやすくなるので、厚着をさせることで体温が上昇してしまいます。

子どもが寒い季節でも寝汗をかいているときは、パジャマを着せすぎていたり、寝具を掛け過ぎていることが考えられます。

秋は朝晩が寒いため、エアコンなどを使って室温を上げているご家庭も多くなりますが、寝室は20度前後に設定しておくことで、快適で心地よく眠れると言われています。

ちょっと寒いと感じるかもしれませんが、特に子どもには丁度よくしっかり眠れるでしょう。

室温だけではなく、湿度にも気を付けることで風邪の予防にもなります。湿度はおおよそ50%から60%程度に保つことが大切です。

春の寝具を秋にも使う。薄手の掛け布団と毛布でOK!

秋になることで寒さが心配になり、タオルケット・毛布・掛け布団のほかにも、温かなボア素材やフリース素材のシーツや掛けカバーを使用しているご家庭があるかもしれません。

また、子どものパジャマもフリース素材などのあたたかでふんわりしたものや、その上にベストのようなスリーパー(子どもの着る毛布のような役割のもの)を着せている保護者の方もいるでしょう。

ですが、ちょっと着せすぎて子どもは暑いかもしれません。
体温が高い子どもは、暑くなると布団をはねのけたり、寝汗をかいたり、おなかを出したりしてしまうことになり、掛け過ぎ・着せ過ぎはかえって体を冷やすことになります。

寝具は、春の季節に使っていたものと同じものでOK。
薄い毛布と薄手の掛け布団だけで大丈夫です。
体温が高くなりやすい子どもには、温かな素材のシーツや掛けカバーは体温の逃げ場がなく、不快になりやすいもの。さらりとした綿やタオル地のシーツや掛けカバーにしましょう。

かけてもはねのけてしまう…そんなときはパジャマが有効!

毎晩、子どもがはねのける布団をかけなおし、なんだかよく眠れていない保護者の方はいませんか。解決策としては、布団だけではなくパジャマの工夫も大切です。

どんなパジャマがいいの?

フリース素材やもこもこしたパジャマはあたたかいのですが、吸湿性や汗を逃がす素材ではありません。綿やネル素材などで、ストレッチ性のあるスゥエットなどもおすすめです。

汗をかいたときに、汗を吸い、すぐに汗を逃がしたり乾いたりしやすい素材でなければ、熱がこもったり、汗を逃したり、汗をすいにくく、子どもは大変不快でしょう。

スリーパーや腹巻き、レッグウォーマーは有能

布団を蹴り飛ばすけれど、手足は冷たく冷えていたり、おなかを出して眠ってしまう子どもには、ベストタイプのスリーパーをおすすめします。

こちらもあまりもこもこした素材ではなく、動きやすく、着脱のしやすいものが良いでしょう。パジャマの上から着ることで、布団の代わりにもなり、布団をはねのけてもあたたかく眠れます。
また、腹巻きも有効です。
腹巻き独自のタイプや、腹巻きが一体型になっているパジャマもあります。
おなかの冷えが心配なお子さんに、使ってあげましょう。

汗かき対策も万全に

子どもが寝汗をかくようであれば、枕はタオルなどにし、自宅でも洗濯ができるものを選びましょう。または、枕をバスタオルでくるんだり、バスタオルを畳んで枕にしてあげても良いかもしれません。
ですが、寝汗をかくということは、着せ過ぎ・掛け過ぎの可能性と、室温が高い可能性が考えられます。
子どもの眠る環境や寝具について見直してみましょう。

重い布団は子どもには不向き

子どもが布団をはねのけるのが心配なあまり、中綿の詰まった重い掛け布団を使ってはいませんか。

掛け布団に重さがあると、子どもは暑いと感じても眠りながら跳ね除けることができません。掛け布団の中は、ポリエステルや羽毛などを、布団の生地は綿のものを選ぶと軽く、お手入れがしやすく、また子どもも暑いときに跳ね除けやすく体温の調節ができるでしょう。

子どもの秋の布団は、春と同じでOK!

子どもの秋から冬にかけての寝具について、選び方やその理由をお話しました。
子どもは大人より体温が高く、特に眠っている時は暑く感じやすいものです。

寒くて心配になりますが、春に使用したものと同じように毛布と軽い掛け布団の方が快適に眠れますよ。スリーパーやタオル枕、パジャマ、室温を工夫し、子どもが朝まで快適に眠れるよう、工夫してあげましょう。

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筆者プロフィール

炭本 まみ

北海道生まれ北海道育ち。保育士として10年勤務し、今は高校生と中学生を育てるママ。保育士資格・幼稚園教諭免許・発達障害コミュニケーション指導者資格を保有。アウトドア記事や旅行記事、保育士や保護者向けのコラムを執筆中。未だに子育てに行き詰ることはあるものの、子育て記事を執筆しながら、自分自身の子育ても振り返る日々。趣味はキャンプと旅行とカメラ。
北海道生まれ北海道育ち。保育士として10年勤務し、今は高校生と中学生を育てるママ。保育士資格・幼稚園教諭免許・発達障害コミュニケーション指導者資格を保有。アウトドア記事や旅行記事、保育士や保護者向けのコラムを執筆中。未だに子育てに行き詰ることはあるものの、子育て記事を執筆しながら、自分自身の子育ても振り返る日々。趣味はキャンプと旅行とカメラ。

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