睡眠と子育て

眠るとき子どもがお布団を蹴るのはなぜ?寝冷えの悩みあれこれ解決 Vol.8

あたたかく眠ってほしい、寝冷えや風邪を防いであげたいのに、なぜか子どもは布団やタオルケットなどをはねのけてしまいがちです。
寒いはずの室温でも布団を蹴っているのを見ると、心配でかけてあげたくなりますね。

けれど、なぜ子どもはお布団を蹴るのでしょうか。それは子ども自身が無意識のうちに体温調節をしているから。意外と気にしなくても良いのです。

子どもは寒くなると自分から布団をかけたり、もぐったりするのだとか。

それでも年齢の小さなお子さんや、赤ちゃんの場合は、自分で布団をかけたり動いてもぐっていくのはむずかしいですね。

子どもの快適な眠りと、選んであげたい寝具やウエアなどについてご紹介しましょう。

寝汗をかいていませんか? 子どもは意外と暑がり

室内も寒くなる季節は、あたたかなパジャマを着せ、湯たんぽや電気毛布、そばに暖房器具などを置いて子どもを寝かせているかもしれません。

パパやママが眠っているときもお布団を蹴り飛ばしていないか、蹴り飛ばしていたらその都度お布団を掛けてあげているのではないでしょうか。

心配になってゆっくり眠れないときもあるでしょう。

子どもはなぜお布団を蹴ってしまうのでしょうか。
それは、子どもは眠っているときは通常よりも体温が上がり、暑くなるからです。

あまり着せすぎると寝汗をかき、布団を蹴ってしまうことで体が冷えてしまいます。

子どもが布団を蹴っているとき、背中や頭を触ってみて、もしも汗をかいている場合はお布団をかけないであげましょう。

そのほかにできる寝冷えの対策を、5つご紹介します。

寝冷えをさせないアイテムと方法 5つ

布団を蹴り飛ばしている姿を見ると、寝冷えするのでは?と心配になりますね。
子どもは眠っているときは特に体温が上がり、暑がるもの。

お布団をかけてもかけても「蹴り飛ばしてしまう」「暑さのため寝相が悪くなり心配」、そんな子どもへの寝冷え対策を考えてみましょう。

①「スリーパー」であたたかさを補う

パジャマの上に羽織り、脱げたりはだけたりしないようにファスナーで前を留めるタイプの防寒グッズです。

素材はガーゼからフリース、キルティングや綿、ガーゼ、ベロア、タオル地など様々。季節によって温かさや目的別に選べます。

また、長さやデザインも豊富で、ウエスト部分までのものからひざ丈、身長より長くほぼ寝具のようなものもあります。

デザインは前開きタイプが多いですが、肩や脇で留めるタイプもあります。オムツ替えのしやすさや着せやすさ、子どもが自分で着脱できるものなど、年齢や用途に合わせ選びましょう。

②「腹巻き」でおなかの冷えを防ぐ

カバーオールではなく上下セパレートタイプのパジャマを着て眠るようになったら、パジャマに腹巻きのような太いリブのついたタイプがおすすめです。

腹巻き付きのパジャマはもちろん、子ども用の腹巻きをしてあげても良いでしょう。

③室温を低めに設定する

室温をあまり高くしすぎると、寝具を蹴り飛ばしやすくなります。その上、寝汗もかきやすくなり体が冷えてしまいます。
布団をかけてちょうどよいくらいの、低めの室温に設定しましょう。

また、お風呂上りに早めに寝かせることで体温が少しずつ下がるので、眠りにつきやすく夜中に布団を蹴ることが減るでしょう。

④汗を吸収しやすい枕や寝具

寝具は汗を吸収しやすく速乾性があり、家庭で洗濯できるものを選びましょう。
枕は特に汗が気になるので丸洗いできるものが良いですね。

また、寝具は軽いものを選び、子どもの体の動きを邪魔しないものが良いですね。
夏は涼しく、冬はあたたかな高機能な素材のキルトケットやタオルケットを使ってあげましょう。

子供用枕 みんまくグラン キッズ&ジュニア
販売元/株式会社タナカふとんサービス

パシーマ ジュニア キルトケット
販売元/龍宮株式会社

⑤靴下や帽子、手袋を身に着けない

新生児やまだ1歳に満たない赤ちゃんは寝具として帽子や足全体を覆うカバーオール、靴下などを着せて寝かせているかもしれません。

ですが、頭や足の裏、手のひらは、体の内部の深部体温を下げる為に熱を放熱する部分です。そこを覆うことは、体温の調節ができず汗をかいたり、寝苦しさの原因にもなります。

体は温かく保っても、頭や手足は放熱しやすいよう、靴下や帽子、手袋を身につけさせないようにしましょう。

まとめ

子どもが眠るとき、いつもお布団を蹴ってしまうことを心配しているパパやママが多いでしょう。ですが、子どもは暑がりです。自分で体温を調節しながら快適に眠っているということをご紹介しました。
ただ、手足が冷たく冷えているときは、体が冷えているとき。どうしてもお布団を蹴り飛ばしてしまう場合は、スリーパーや温かなパジャマを着せたり、少し室温を上げるなどの工夫をしてみましょう。

▼ おすすめ記事
夜泣きっていつまで?灯りや寝具ってどうしてる?朝まで快眠!照明や寝具の工夫とは
秋から冬にかけて子どもの布団はどうしてる?子どもの快適な睡眠を保てる寝具とは??
夜の授乳が続いて体が辛い…そんなママにおすすめの快眠グッズ

筆者プロフィール

炭本 まみ

北海道生まれ北海道育ち。保育士として10年勤務し、今は高校生と中学生を育てるママ。保育士資格・幼稚園教諭免許・発達障害コミュニケーション指導者資格を保有。アウトドア記事や旅行記事、保育士や保護者向けのコラムを執筆中。未だに子育てに行き詰ることはあるものの、子育て記事を執筆しながら、自分自身の子育ても振り返る日々。趣味はキャンプと旅行とカメラ。
北海道生まれ北海道育ち。保育士として10年勤務し、今は高校生と中学生を育てるママ。保育士資格・幼稚園教諭免許・発達障害コミュニケーション指導者資格を保有。アウトドア記事や旅行記事、保育士や保護者向けのコラムを執筆中。未だに子育てに行き詰ることはあるものの、子育て記事を執筆しながら、自分自身の子育ても振り返る日々。趣味はキャンプと旅行とカメラ。

関連記事

最新の記事

カテゴリー

人気キーワード



カテゴリー

眠りの特集

もっと見る

美容と睡眠

もっと見る

睡眠と子育て

もっと見る

眠りのニュース

もっと見る

眠りと寝具の4コマまんが

もっと見る

最新の記事