睡眠と子育て
冬から春の布団はどうしてる?子どもに使いたい冬から春の寝具あれこれ
冬から春にかけてお子さんの寝具はどんなものを使っていますか?2月から3月はまだまだ夜は寒く、気温が落ち着かない日も多く、どうしたらいいか悩みますね。
冬の布団は暑がるし、かといってタオルケットや肌掛けでは冷え込む夜は心配です。
子どもは特に寝相が悪く、布団をはねのけたり、おなかを出して眠ったりもします。
いくらかけ直してあげても、またはねのけてしまうので、ママやパパも困ってしまいますよね。
今回はこの時期に使いたい寝具について、また、体調を崩さないためのポイントをご紹介しましょう。
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子どもは基本的には暑がりで、動き回るもの
子どもは大人よりも体温が高く、眠ることでさらに体温が上がります。少しでも体温を下げようと体が機能するので汗をかいたり、布団を蹴とばしたり、動き回ったりします。
ママやパパが夜な夜な一生懸命お子さんの体に布団をかけても、すぐ跳ね除けてしまいお困りではないでしょうか。
ですがそれが子どもの自然な姿でもあります。
少し眠りが深くなった頃に、やさしくお布団をかけてあげましょう。
軽く温かな布団を使ってみよう
お子さんにはどのような寝具をつかっているでしょうか。跳ねのけてしまったり蹴とばしてしまうからと、綿の入った重いお布団を掛けたり、タオルケット・毛布・肌掛け・掛け布団……とたくさんの寝具をかけてはいないでしょうか。
子どもは暑がりでもありますが、眠りが浅くなる時間帯は深く眠るまでの間に動き回ることがほとんどです。そうして深い眠りへと移行していきます。
そのときに、体にまとわりつく寝具だと、全て蹴とばしたり跳ね除けてしまいがちになってしまいます。それだとママやパパが目を覚まさずに眠っていれば、子どもの体が冷えてしまいますね。
子どもにはなるべく軽くてあたたかな寝具を使ってあげるようにしましょう。また、たくさん重ねて動きにく差を感じさせないように工夫してあげましょう。
例えば、タオルケットと羽根布団だけでも十分に温かいのです。どうしても心配な冬や春は、暖かでふんわりとしたパッドシーツを敷いてあげるといいですね。
寝具だけではなく温かなパジャマやスリーパーを使う
冬の夜は冷え込むので、お布団をかけない子どもは深く眠ってしまうと体が冷え切ってしまいます。布団を嫌がる場合は、あたたかなパジャマやスリーパーで着る物を温かくしてあげましょう。
暖房の付いている寝室で眠る場合は、肌着とパジャマで十分でしょう。寒いかな?と感じるくらいでも子どもは大丈夫。その方が布団やタオルケットをはねのけてしまうことなく、掛けたまま朝まで眠れるでしょう。
暖房の付いていない部屋や暖房を消して眠る場合は、肌着とパジャマとスリーパーが必要になります。それでも夜中から朝方にかけては冷え込むので、タイマーで暖房を付けたり、お布団を掛けてあげましょう。
下着は必ず綿のものにしましょう。温かく吸湿性が高い綿は、眠るときの肌着としては欠かせません。春であれば半袖で構いませんが、冬は長袖がいいですね。
パジャマは綿100%のものの販売が少なくなってきているので、肌着が綿100%ならいいでしょう。
パジャマはズボンに腹巻きがついたものや、ズボンのすそや袖口がすぼまっていてゴムが入っていると冷たい空気が入りにくく、温かく過ごせるでしょう。
スリーパーについては、フリースやネル素材の商品がほとんどですが、背中・おなか・肩を冷えから守ってくれる強い味方です。
半袖かノースリーブのデザインがほとんどなので、腕や足の冷えが心配になりますが、暖かすぎて汗をかき、風邪を引くよりはほんのりあったかなくらいで丁度いいのです。
また、靴下を履かせる、手袋や帽子をかぶせるのは、体温の調節がうまくできなくなるのでやめましょう。
室温と湿度を丁度よく調節する
寒い季節はお布団や暖房には十分気を使いますが、湿度についてはいかがでしょうか。
風邪の多くなる季節の変わり目、乾燥は風邪の大敵です。
温かいお部屋の場合は、湿度にも注意しないと乾燥してしまいます。
加湿器があればかけておきましょう。もしもなければ、濡らしたタオルを絞って、お部屋のどこかに干すだけでも加湿になりますよ。または、洗濯物を干すのもいいでしょう。
手足が冷たくなければOK!安心してママとパパも眠ろう
お布団を朝まで掛けていなかったり、何度掛けてあげても跳ね除けてしまうお子さんを見て、ママやパパも心配でゆっくり眠れないことはありませんか。
けれど、お子さんの手足を触って冷えていなければ大丈夫。体が冷えていない、温かく眠っているというしるしです。嫌がるお子さんに無理に布団を掛けず、様子を見てもいいですね。ママとパパもゆっくり眠ってください。
あまり気にしないこと。よく眠っていれば大丈夫
ここまで冬から春にかけて、子どもの布団や寝具についてどのようにしたらよいのか、パジャマやスリーパーなどで温かさを保つ方法、湿度を大切にすることをご紹介しました。
子どもが布団をかけていないと気になってなかなか眠れないママやパパもいるかもしれません。ですが、手足が冷えていない・よく眠っているのなら心配は不要です。
あまり気にせず、ママとパパもよく眠りましょう。
筆者プロフィール
炭本 まみ