眠りの特集
【整形外科医に聞く 第3回】眠る前におすすめ身体のケア方法
じぶんまくら開発者・田中宏明専務が、友人の整形外科医 三宅先生に、多くの方が気になることを質問。
先生にご回答いただいた中から、テーマごとにまとめてご紹介します。
第3回目は「入眠前の身体のケア」についてです。
【日本整形外科学会専門医 三宅智先生】
愛知県愛知郡東郷町で「みやけ整形外科」を開院。
「地域の皆さんが元気に明るく暮らせるために」をモットーに日々患者さんと真摯に向き合っておられます。
▼みやけ整形外科公式サイトはこちら
(※公式サイトへ移動します)
寝る前のストレッチがおすすめ
思ったほど動かせていないことが多い
肩こりでお悩みの方に、肩を動かしていますか、と聞くと「動かしてます」と言われる。
けれど肩は思ったほど動かせていないことが多い。
肩を動かそうと思ったら、片腕を上げて、頭の後ろまで倒して、ようやく肩が動く。
体は動していない方が、痛みを感じやすくなります。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
眠る前は負担にならないよう、肩や腰を軽く「伸ばす」ようにストレッチすることがおすすめです。
肩こりの方におすすめストレッチ方法
肩こりの方におすすめ・伸ばすストレッチ
- 両手を頭上にあげる
- 腕を交差させる
- 手のひらを合わせ上にぐーっと伸ばす
- 腕が両耳の後ろにくるように上げるのがポイント
腰は無理しないで伸ばす程度に
腰に関しては、その日使ったのであれば伸ばすようなストレッチを。
ストレッチを行う際のポイントは、首や肩、腰に必要以上に負担をかけないように動かすこと。
腰を捻るようなストレッチではなくてもいいと思います。
眠る前がおすすめの理由
体温差で眠くなる
一旦上がった体温が下がる、冷える時に入眠スイッチが入って、人は眠気を感じます。
無理しない範囲でストレッチをして、自分でまず体温を上げる。
筋肉がほどよく動いて体温が上がり、ストレッチを終えると、体温が下がってきます。
ここで眠気を感じやすくなるので、寝る前にストレッチをおすすめします。
身体が温かい時は筋肉が伸びやすい
また入眠前は、お風呂上りで体が温まっていることが多いので、ストレッチに良いタイミング。
身体が温かい時は、筋肉がとっても伸びやすいのです。
その日に使った部分やちょっと痛みを感じるな、と感じる部分などをケアしてあげると、翌朝にかかる負担が大きく変わってくると思います。
ストレッチで眠りやすくもなります
寝る前の伸ばすストレッチは、眠りやすさにもつながります。毎日できなくても思い出した時にぜひ試してみてください。
筆者プロフィール
木野 いく