みなさんこんにちは。美容ライターの夏目 円です。長年の取材経験をもとに、美容や健康にまつわる情報をお届けしています。秋に向けてスキンケアやメイク製品を切り替えている方が多いと思いますが、忘れてはならないのがヘアケアです。肌と同じように頭皮の乾燥が気になる季節ですから、夜のスペシャルケアが肝心です。

頭皮も髪も夏ダメージを引きづりやすい

紫外線をたっぷり浴びているのは肌だけではありません。むしろ、髪や頭皮のほうがUVケアをしていないことが多いですし、日傘や帽子をかぶっていなければかなり深刻な状況とも言えます。今の髪と頭皮の状況を知るための、簡単なセルフチェックテストをご用意しましたので、YES/NOでお答えください。

頭皮の髪のセルフチェック

Q1. 髪がパサついている
Q2. 切れ毛・枝毛がある
Q3. 髪がからまりやすい
Q4. 髪が広がりやすい
Q5. 抜け毛が気になる
Q6. フケがでる
Q7. 頭皮がかゆい
Q8. カラーリングの持ちが悪い
Q9. 髪にツヤがない
Q10. 頭皮がベタつく

いかがでしたか？　秋から冬にかけて起こりやすいトラブルをピックアップしています。YESの数が多いほど、紫外線をはじめとした夏のダメージの影響を受けています。乾燥が加速するこれからの時期に備えて、今のうちにケアをはじめましょう。

プロから伝授! シャンプー前に行う二つの極意

以前、美容師の方を取材したときに聞きましたが、髪をシャンプーで洗う前にすべきことが２つあります。それが、「ブラッシング」と「湯洗い」。髪の長さに関係なくブラッシングをすることで髪や地肌についた汚れが落ち、さらに頭皮の血行が良くなるそうです。クッション性のあるデンマンブラシやパドルブラシなどがおすすめです。湯洗いとは、シャンプー前にお湯でよくすすぐこと。この湯洗いをしっかり行うことで汚れの約７割は落ちそうです。両手を使い、地肌までお湯が行き渡るように髪をかき分けながら1分ほど湯洗いしましょう。頭皮の汚れやベタつきが気になる場合は、頭皮用のスクラブを週に1～2回加えると毛穴詰まりがとれてすっきりします。シャンプーは指の腹を使い頭皮をマッサージするように、①えり足、②後頭部、③側面、④頭頂部、⑤生え際まで丁寧に洗います。そして、泡が残らないようにすみずみまでシャワーで洗いがします。

シャンプー後に使うトリートメントの違いは?

髪を保湿や保護、修復を目的とするコンディショー、ヘアトリートメント、ヘアマスク。種類が多いので、何を使っていいかわらないことはありませんか？　コンディショナーとヘアトリートメントはシャンプー後の毎日使って構いません。併用する必要なないのでどちらかお好きなものをお使いください。ヘアマスクは集中ケアですから週1、2回を目安にしましょう。また、使い方に関してですが、ダメージが気になる毛先や中間を中心に塗布し、手でもみこみ浸透させます。髪の根元に剤をつけるとベタつきが残る場合があるので、洗い流すときになじませるぐらいがちょうどいいです。

頭皮エッセンスで頭皮環境を良好に

タオルドライをしてドライヤーで髪を乾かす前に、頭皮エッセンスを使いましょう。スキンケアでいう化粧水や美容液のような役割があり、頭皮を保湿し栄養を与えます。地肌になじませ、指の腹でもみこむようにマッサージすると血行がよくなり、頭皮環境も良好に。抜け毛が気になる方にはとくにおすすめのお手入れです。また、ドライヤーの熱から髪を守るために、アウトバス用のトリートメント剤も忘れずに。髪のパサつきやもつれ、からまりを軽減し、ツヤを与えます。

頭皮や髪も肌と同じようにセルフケアをしっかり行うことで、かなり扱いやすくなります。とくに今の時期は紫外線の蓄積によって疲労している状態ですから、今晩からぜひ試してみてくださいね!

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