睡眠と子育て
未就学児・学童期の子どもにはどんな枕がいいの?安眠を約束する枕とは
安眠に欠かせない枕。大人は使って眠っているひとがほとんどでしょう。子ども用の本格的な枕はいつから使ったら良いのでしょうか。
本来眠るときの姿勢は、背骨から頸椎までS字カーブを描くことが理想と言われていますね。
寝姿は、仰向けがいちばん疲れが取れやすく、立った時と同じ姿勢で寝ることになりますから、体重が分散されゆっくりと体を休められるのです。
枕がなかったり、枕の高さが合ってない場合は、首の骨=頸椎が曲がった状態になります。
そうすると、よく眠れないため疲れが取れなかったり、肩凝りや頭痛の原因になります。
頸椎をまっすぐに保つためには、首を支える枕が必要不可欠です。
赤ちゃんから幼児、児童、思春期と、体の成長と共に枕も変えていきたいもの。
どのように、どんな枕を選んだらよいのか、子どもの枕について詳しくお話しましょう。
Index
乳児期(0歳〜1歳半頃)の枕と、枕の役割とは?
新生児期から1歳過ぎまでは、母乳やミルクを飲んでいる時期です。
その時期の枕は、真ん中がへこんだような形状のドーナツ型やくぼんでいるもの、または、傾斜になったものを使いましょう。
枕ではなく、バスタオルなどを重ねて枕にしているひともいますね。これでもOKです。
真ん中がへこんでいたりくぼんでいたりする枕の目的は、まだ柔らかな赤ちゃんの頭の形を整えたり、どうしても片側だけ向いてしまう赤ちゃんの「向き癖」を直すために使われます。
ベビー布団にもドーナツ型枕がセットになっていることが多いかもしれませんね。
また、赤ちゃんは母乳やミルクを飲んだ後に「げっぷ」をさせているひとが多いでしょう。
赤ちゃんは泣いたり飲んだりするときに空気を一緒に飲みこみやすく、空気を外に出そうとしてすぐに吐いてしまいます。
母乳やミルクを一緒に吐いてしまうと窒息の危険性が高くなります。
ただ、げっぷをさせるにはコツが必要ですし、なかなかげっぷが出ない赤ちゃんもいます。
そんなときは、げっぷによる窒息を防止する傾斜の付いた枕を使用するのがおすすめです。
ただし、10度以上の傾斜がある枕は、危険性も指摘されています。
まだ、気道や筋肉が発達していない赤ちゃんは、SIDSを引き起こすきっかけになる可能性があることがアメリカ小児科学会のガイドラインの中でも指摘されています。
ビーズ枕、授乳クッションなどでそのまま寝かせてしまわないように気を付けましょう。
幼児期(1歳〜5歳)の枕の選び方と、枕の目的とは?
幼児期でも枕を使用せず、バスタオルなどで枕の代わりにしているひともいるでしょう。
この時期の枕は、汗をかきやすい子どもの頭の汗を吸収したり、湿気を放出したりし、快適に眠れるように補う役割があります。
汗をかきやすいので、パイプ枕やポリエステル製の綿枕など通気性のいいタイプが最適です。洗いやすく乾燥しやすいのも利点ですね。
子どもによってはせっかく枕を用意してあげても、枕から頭を下ろして眠る場合もあります。枕を使わなくても大丈夫ですよ。
子どもが快適に眠っていれば、枕を使わなくても構いません。
学童期(6歳〜12歳頃)の枕の目的・選び方とは?
学童期の子どもの枕も、汗の吸収や湿気を逃すことを目的にしています。
そのほかに、高さの調節による背骨のカーブを保ち快適に眠ることや、その快適さを維持し寝姿をサポートするという目的があります。
そういった理由から、枕の高さは体にあったものを選びましょう。
高すぎても低すぎても体に負担がかかり、体の様々な個所の痛みや、いびきの原因になってしまいます。
選び方としては、枕を使って仰向けに寝たときに背骨がS字カーブを描いていれば高さが合っている証しなので、横になって確認してから選ぶといいでしょう。
お店で試すのが難しい、インターネットで購入する場合は、自宅でバスタオルなどで最適な高さを確認して高さを計測し、同じくらいの高さのものを購入するといいでしょう。
この年齢になると、少し高さのある枕を使用するように意識しましょう。低い場合は枕の下にバスタオルなどを敷いて調節してあげましょう。
年齢によって枕を変えてあげることが、安眠と成長になる
子どもの枕について、どのような目的で使用するのか、また、形状や高さなど商品の選び方についてお話しました。
枕は成長と共に買い替え、体に合ったものを使用することでしっかりと睡眠をとり休息できるといわれています。年齢と共に成長する体に合った枕を使い、眠っている間の成長も促進してあげたいですね。
筆者プロフィール
炭本 まみ